男の子育て/イクメン・父親の育児

笑顔で家族と帰省するためにパパがやるべき事3つ

年末年始などで帰省するとき、夫と妻どちらの実家に帰省するのかや、そのための交通手段をどうするのかなど、帰省時における「あるある」についてパパとして知ってくと役に立つコツを紹介します。

徳倉 康之

執筆者:徳倉 康之

男の子育てガイド

子連れの帰省にはモヤモヤする事が多い……

自動車は経済的には良いものの、長時間ともなるとストレスにも

自動車は経済的には良いものの、長時間ともなるとストレスにも

気が付けば、もう年末。今年の年末・年始のお休みのスケジュールは、既に決まっている方も多いのではないでしょうか?

旅行に行かれる方、自宅でゆっくり過ごす方、そして子育て世代では実家に帰省して祖父母や親戚と数日過ごしてまた戻って来るという方も多いことと思います。

とくに未就学児がいらっしゃるご家庭ですと帰省は一大イベント、帰省先での楽しいイベントや団らん以上にそこにたどり着くまでの気持ちのモヤモヤが多いのが正直な所ではないでしょうか?

帰省する際に悩んでいる「あるある」と言えば
  • 夫の実家に帰省するのか、妻の実家に帰省するのか問題
  • 少し遠方であれば、新幹線を利用するのか飛行機なのか、はたまた長距離車の運転か?
  • 親戚に同年代の子どもが多いご家族は「お年玉」の出費も大変!?
などが挙げられます。

今回はこの「あるある」について、パパの積極的な参加やママとの協力で気持ちよく笑顔で過ごせる年末年始の帰省のヒントをお伝えしたいと思います。


夫の実家に帰省するのか、妻の実家に帰省するのか問題

夫の実家に帰省するのか、妻の実家に帰省するのか

夫の実家に帰省するのか、妻の実家に帰省するのか

最初の「あるある」です。これは最も大きな問題になりやすいテーマ。

夫婦の実家が同じ地域であればそこまで大きな問題になりませんが、普段は東京で暮らしていて夫の実家は東北、妻は九州なんてケースだと年末・年始に双方に顔を出すという事は現実的ではありません。

そうなって来ると、どちらに帰省するのかと夫婦で相談しながらも険悪な雰囲気になってしまいがち。

一般的には今年のお盆休みは夫、お正月実は妻というようにルールを決めているご家庭も多いと思います。このルールは非常に良いと思います。

その上で、時には発想を変えて祖父母を巻き込んで帰省そのものを無くしてみるという技もあります。

それは、祖父母を我が家に呼び寄せるという考えです。帰省するということを逆手にとって、とくに子どもが小さいうちは都合のつきやすい日時や時間帯を選んで自分たちの住む街に来てもらう。いわば逆帰省です。

うちは小さな賃貸マンションで、とても祖父母が泊るスペースがないというケースもあるでしょう。

その場合は近隣の宿泊施設を押さえてのんびり過ごしてもらいながら自分の住む街で孫と過ごしてもらう。そのためにパパがご両親の好みの宿泊施設や食事が取れるところを予め調べておいてコーディネートするということがポイントになります。またそれは同時に、日常生活の中で本当にSOSが必要な場合を想定しての練習ととらえることもできます。

ともすると、「行ったことがないので不安だ」などと色々な言葉が投げかけられるかもしれません。その時にもパパがしっかり準備をしてそれを言葉で伝えることによりこの逆帰省がスムーズにいくはずです。


帰省に新幹線を利用するのか飛行機なのか、はたまた車で長距離運転か?

自動車は経済的には良いものの、長時間ともなるとストレスにも

自動車は渋滞で時間が読めないのがデメリット

二つ目の「あるある」です。私自身、子どもが小さいながら全てのケースを体験しました。

それぞれのメリット、デメリットがありましたが何を重視するかで変わってくると実感します。

コスト度外視で短い時間で移動したいとなると飛行機が最も効率的でしょう。

ただ、飛行機は気圧の変化などもあり子どもがぐずってしまうと中々動きがとれないのでそこが一番モヤモヤしてしまうかもしれません。

子どもが気にいっている絵本やちょっとしたおもちゃを持参すれば1時間から1時間半のフライトも楽しめると思います。


新幹線はその点、抱っこして移動がしやすい方法です。乗っている時間が飛行機よりは長いですが、その分楽しみ方の幅も広がります。

ただ飛行機以上に乗っている時間が長いので周囲に対する気遣いで疲れてしまうのは避けられないかもしれません。


最後は車での移動。これは、夫婦運転を交代しながらとしていても時間が読めない、運転手の疲れが大きいというデメリットがあります。

しかし子ども側に立つと、最もリラックスして移動できる手段ではないかと思います。

この場合は、帰省する少し前から運転を主に担うであろうパパの体調管理も重要になりますし、帰省初日はぐったりしているケースもあるのでその辺も想定して予定を組みたいところです。



親戚に同年代の子どもが多いご家族は「お年玉」の出費も大変!?

お年玉は事前のすり合わせが肝心

お年玉は事前のすり合わせが肝心

最後三つ目の「あるある」です。これご自身の兄弟が多い方は非常に悩まれていますね。

自分が子どもの頃は嬉しかったのに、大人になって大変になるとはこのことだったのかもしれません。

この問題はおじいちゃん、おばあちゃんとそれ以外(自分の兄弟や配偶者の兄弟)とは分けて考えるのが大切です。

祖父母のお年玉については一切口を挟まず、祖父母の思うままに孫に渡して接してもらうのが良いと私は考えます。その時にパパはしっかりお礼を伝えられるように子ども達と話をしておくことは忘れずに!

一番大切なポイントは、パパが率先して同世代の子どもがいる親と事前に打ち合わせを行っておくことが大切です。

例えば、小学生までは500円とか中学生にはいくらとか家族間で取り決めをしておくかどうかで気の使い方が変わってきます。

そのような打ち合わせをしていないと、自分の子どもは3000円いただいたのに、先方には1000円しかお年玉あげていないとなると、とても気を使ってしまい折角のお正月が楽しめません。

ここはSNSでも電話でも直接大晦日で会った時にでも事前に打ち合わせをしておきましょう。清々しく新年を迎え、子ども達、祖父母、親戚と楽しい時間を過ごしていただきたいと思います。

ポイントはパパが率先して準備や対策を取ること。

夫婦で仕事をしていればもちろんですが、ママだって通常以上に年末年始は双方の実家に気を使いながら過ごすケースも多いはず。

その気を使う割合を軽減できるのは、ほかならぬパートナーのパパの出番ということを理解しておくと、これまで以上に楽しくスムーズな年末年始の帰省になるではないでしょうか。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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