「パンパースの肌へのいちばん」ってどんな紙おむつ?
今回見学させていただいたのは、前述の「パンパースの肌へのいちばん」(肌いち)を製造する工程。日本上陸40周年の集大成ともいえる紙おむつだといいます。実際に見せていただく前に、「肌へのやさしさにこだわった」という「肌いち」の開発ポイントをお聞きしました。ポイントは大きく3つ。1つめは、赤ちゃんのお尻が触れる内側シートに採用した「3D穴あきメッシュシート」です。赤ちゃんの肌は大人に比べて薄く、うんちが肌につくとかぶれやすくなります。しかし、ふわふわの「3D穴あきメッシュシート」は約2000個もの穴が開いているため、ゆるゆるうんちをすばやく吸収し、肌への負担を抑えてくれるというわけです。 そして2つめは、外側シートに採用した羽毛のようなやわらか素材。繊維を交差するように編むことで空気の層が生まれ、ふわふわのやわらかさを実現したといいます。そして、これら2つのシートにより、3つめのポイントとなる高い通気性が生まれたというわけです。
そのほかパンパースだけの機能として、シートの内側にpH値をコントロールする吸収体を内蔵。おむつ内を弱酸性に保つことで、おむつかぶれを防いでいるそうです。 次のページでは……いよいよ工場を見学!