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日本の紙おむつが世界一な理由!パンパース工場に潜入(2ページ目)

デリケートな赤ちゃんの肌に毎日触れる紙おむつは、やわらかくて肌にやさしいものが選びたい。それがわが子を思うお母さん、お父さん共通の願いではないでしょうか。2017年は、アメリカ・P&G社の紙おむつ「パンパース」が日本に初上陸してから40周年。兵庫県明石市にあるパンパース製造工場を訪ね、紙おむつの進化の歴史を探りました。

田中 真紀子

執筆者:田中 真紀子

白物・美容家電/育児用品ガイド

「パンパースの肌へのいちばん」ってどんな紙おむつ?

パンパースが日本上陸40周年の節目に世に送り出した、”史上最高傑作”を自負する紙おむつ「パンパースの肌へのいちばん」

パンパースが日本上陸40周年の節目に世に送り出した、”史上最高傑作”を自負する紙おむつ「パンパースの肌へのいちばん」

今回見学させていただいたのは、前述の「パンパースの肌へのいちばん」(肌いち)を製造する工程。日本上陸40周年の集大成ともいえる紙おむつだといいます。実際に見せていただく前に、「肌へのやさしさにこだわった」という「肌いち」の開発ポイントをお聞きしました。

ポイントは大きく3つ。1つめは、赤ちゃんのお尻が触れる内側シートに採用した「3D穴あきメッシュシート」です。赤ちゃんの肌は大人に比べて薄く、うんちが肌につくとかぶれやすくなります。しかし、ふわふわの「3D穴あきメッシュシート」は約2000個もの穴が開いているため、ゆるゆるうんちをすばやく吸収し、肌への負担を抑えてくれるというわけです。
従来シート(左)と、「3D穴あきメッシュシート」に、ゆるゆるうんちを模した液体を垂らしてしばらくおき、傾けると……従来シートは液体が垂れてしまいました

従来シート(左)と、「3D穴あきメッシュシート」に、ゆるゆるうんちを模した液体を垂らしてしばらくおき、傾けると……従来シートは液体が垂れてしまいました

そして2つめは、外側シートに採用した羽毛のようなやわらか素材。繊維を交差するように編むことで空気の層が生まれ、ふわふわのやわらかさを実現したといいます。そして、これら2つのシートにより、3つめのポイントとなる高い通気性が生まれたというわけです。

そのほかパンパースだけの機能として、シートの内側にpH値をコントロールする吸収体を内蔵。おむつ内を弱酸性に保つことで、おむつかぶれを防いでいるそうです。
内側シートの下に忍ばせた綿のような吸収体がpH値をコントロール。様々なアプローチで肌へのやさしさを実現します

内側シートの下に忍ばせた綿のような吸収体がpH値をコントロール。様々なアプローチで肌へのやさしさを実現します

 次のページでは……いよいよ工場を見学!

 

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