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冬のバイク用防寒グローブ、メーカー広報おすすめ13選(2ページ目)

寒さの厳しい冬にバイクを運転していると、指先が冷えて操作しづらくなりますよね。数多くのメーカーからバイク用防寒グローブが発売されていますが、どれを買えばいいのでしょうか? 今回は10のメーカーの広報からおすすめのウィンターグローブをお借りして実際に使ってみました。

相京 雅行

執筆者:相京 雅行

バイクガイド

 

2018年廃盤になってしまった製品

 

ホンダ カーボンウインターショートグローブ

手の甲以外にも二箇所カーボンプロテクターが装備されている

手の甲以外にも二箇所カーボンプロテクターが装備されている


価格:8500円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・スマホタッチ・プロテクター・緩衝フォーム
操作性:☆☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆
素材
表地:ナイロン・ポリウレタン・ゴートレザー・クロロプレンゴム
裏地:ポリエステル
ライナー:HIPORA
中綿:ポリエステル

ホンダと言えば車両メーカーですが、最近はウエアやグローブなど用品関係にも力を入れています。既に紹介したRSタイチのアームドウインターグローブはホンダとのコラボモデルも存在し、トリコロールや赤×黒などホンダらしいカラーリングを販売しています。

ホンダのカーボンウインターショートグローブはカーボンプロテクター入りでショートグローブという点ではアームドウインターグローブに似ていますが、使ってみるとキャラクターは異なります。表地にはナイロン、ポリウレタン、ゴートレザー、クロロプレンゴムなど複数の素材を組み合わせていますが、レザーを使っているところは少なく柔らかい印象です。裏地と中綿はポリエステルを採用しており中綿の量は比較的多め。裏地は起毛となっており肌触りもよくなっています。
掌の方にもカーボンプロテクター

掌の方にもカーボンプロテクター

透湿防水にするためにHIPORAというインサートが採用されており、こちらのモデルも手汗をかくような状況下でも蒸れることはありません。手の甲以外に手のひら側にもカーボンのプロテクターがスライダーとして入っているのも特徴のひとつです。
シンサレートなどの高機能中綿を使っているわけではありませんが、充分に中綿が入っているので暖かく感じました。※購入の際は、サイズに注意してください

 

ホンダ ウインターツーリンググローブ

中綿ぎっしりだが操作性が損なわれていない

中綿ぎっしりだが操作性が損なわれていない


価格:8900円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・スマホタッチ・プロテクター・緩衝フォーム・シールドワイパー
操作性:☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆☆
素材
表地:ナイロン・ポリエステル・ネオプレン・合成皮革(アマーラ)
裏地:記載なし(おそらくポリエステル)
ライナー:SAITOS
中綿:記載なし(おそらくポリエステル)

小松精練の防水・透湿性に優れたSAITOSを採用し、掌の部分にはクラレ社のスポーツ用人口皮革アマーラを採用した機能性と操作性を両立したモデルです。夜間走行時にはヘッドライトの光を反射して存在をアピールするリフレキパイピングを甲部や指部に配置しており甲の部分にはソフトプロテクターを装備しています。

中綿は比較的多めに入っていますが、指関節部分に伸縮性に優れたネオプレンを採用するなど操作性を犠牲にしない工夫が施されています。こちらはロングタイプのグローブですが、手首と裾の二箇所が締められるようになっており、雨風の侵入をしっかりと防ぎます。
手の甲部分にはソフトプロテクター

手の甲部分にはソフトプロテクター

左手の人差し指の部分にはスキー用のグローブで採用されることの多いヘルメットのシールドに雨がついた時などにぬぐう為の水切りがついています。中綿の量がカーボンウインターショートグローブより多く指部分などは一回り太いように思いますが操作性は決して悪くはありません。
純国産透湿防水フィルムであるSAITOSの透湿性能も素晴らしく、かなり暖かいグローブですが蒸れる印象は一切ありませんでした。※購入の際は、サイズに注意してください  

ゴールドウイン マルチウインターグローブ(ユニセックス)

見た目はバイク用のグローブに見えない

見た目はバイク用のグローブに見えない


価格:7900円(税抜き)
機能:防風・防水・スマホタッチ・緩衝フォーム
操作性:☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆
素材
表地:ウール・やぎ革
裏地:ボア・フリース
ライナー:Gベクターインサート
中綿:なし

ゴールドウインのマルチウインターグローブは使われている素材がバイク用のグローブとしては珍しいのが特徴です。まず甲部分にはウールが使われています。バイク用のグローブは防風が必須。更に防水であれば好ましいですがウールは防風でもなければ防水でもないので一般的にバイク用のグローブには使われていません。

しかし最近のバイク用グローブは表地と裏地の間に防水や防風のフィルムを入れる三層構造が一般的となってきています。マルチウインターグローブも防水・透湿のGベクターインサートが採用されており風をとおすことがありません。素材面で言えば裏地も起毛のナイロン素材ではなくボア+フリースを採用しています。
手首の部分はゴムで適度に締まり、掌にはクッションが入っている

手首の部分はゴムで適度に締まり、掌にはクッションが入っている


濡れてしまうと乾きにくい欠点はありますが、起毛素材に比べて肌触りが良く暖かく感じます。掌の部分にはやぎ革と振動を吸収するアンチバイブレーションフォームを採用しています。

革は使い始め若干硬いですが、使っているうちにしっかりと馴染んできました。デザイン的には町で使っても違和感の無いデザインが採用されています。ウインカー操作をする親指部分が他の指に比べて若干短くなっており、操作しやすい点も見逃せません。※購入の際は、サイズに注意してください
 

クシタニ ゴアテックスレザーグローブ

初めて見た時の印象はごつくて強そう!

初めて見た時の印象はごつくて強そう!


価格:1万8500円(税抜き)
機能:防風・防水・透湿・スマホタッチ・プロテクター・緩衝フォーム
操作性:☆☆☆☆☆
防寒性:☆☆☆☆☆
素材
表地:撥水牛革・合成皮革・タイタニュームα
裏地:サーモライト マイクロフリース・ポリエステル(テトニット)
ライナー:ゴアテックス
中綿:シンサレート

クシタニの数あるラインナップの中でも最高峰のモデルがゴアテックスレザーグローブです。使われている素材を見るだけでも最高級のモデルであることがわかります。

まずあまりにも有名な透湿・防水素材のゴアテックス。今ではあらゆるメーカーから透湿・防水素材が販売されていますが、ゴアテックスはまぎれもない先駆者ブランドです。またクシタニと言えばレザー用品を思い浮かべるライダーも多いはず。レーシング用のレザースーツやジャケット、パンツまで幅広く扱っています。
手首の部分は広めでマジックテープでしっかりと締められる

手首の部分は広めでマジックテープでしっかりと締められる

商品名にもあるようにこのグローブにも撥水牛革、合成皮革、人工皮革などグローブの部位によって最適な素材が採用されています。裏地はなんと場所によって素材を変えています。甲部、手首、甲部の指先にはアンチピリングフリースやサーモライトマイクロフリース。手汗をかきやすい掌は吸汗速乾性に優れたテトニットを採用しています。

実際に使ってみると、中綿はかなりぎっしり詰まっており防寒性には優れています。とても寒い日に使用したので蒸れるほど汗をかくようなことはなかったのですが、経験上ゴアテックスは透湿性能に優れているので蒸れることはないでしょう。

ゴアテックスウインターグローブは袖が長いタイプですが、入り口部分は比較的広めに確保されておりマジックテープで絞ることが可能。通勤で着ていたミリタリージャケットの袖まですっぽりとかぶせる事が出来たので風は一切入ってきませんでした。かなり綿が入っていますし、革を多用しているので操作性は微妙かな?と思いましたが、さすがに場所によって最適な素材を採用しているだけあり動かしにくさは皆無。使っていて馴染んでいくという感覚ではなく、初めからしっかりと馴染む感じでした。※購入の際は、サイズに注意してください
 

【メーカーリンクはこちら】
RSタイチモンベルホンダクシタニゴールドウインパワーエイジワークマン

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