<目次>
ナシ婚でも、周りの人への結婚報告はきちんと
ナシ婚でもしっかり結婚報告を
【親族への報告】結婚の合意が得られたタイミングで
親族には、ふたりと両家の間で結婚の合意が得られた時点で伝えるのが望ましいと思います。「このたび結婚が決まり、●月に婚姻届を提出し、新居を構える予定です。ふたりの仕事の関係もあり、結婚式は行いません」などと簡潔に話すといいでしょう。実際に会って伝えるのが望ましいのですが、遠方の親族の場合は、取り急ぎ電話などで伝えても構いません。なお、婚姻届を提出したときやお祝いのお返しを渡すタイミングなどで、ふたり揃って挨拶に出向くようにするのがお勧めです。
【職場への報告】婚姻届を提出するタイミングで直属の上司から
職場へも結婚が決まった時点で伝えた方がいいでしょう。状況によっては、婚姻届を提出するタイミングでも構いません。なお、伝える順番は直属の上司→その他の上司→先輩→同僚の順となります。結婚を機に退職する場合は、余裕を持って退職希望日の3カ月くらい前には伝えるように。また、結婚後も旧姓を使用したい人は、どのような手続きが必要かを上司や総務などに問い合わせておきましょう。
【友人への報告】一人ひとりに報告をすると好感度UP
友人へは関係性によって結婚が決まった時点か、婚姻届を提出したタイミングか、どちらかで伝えるといいでしょう。近しい間柄の友人にはできれば対面が望ましいですが、状況によっては電話やメール、SNSなどでもOKです。一斉に報告するよりは、一人ひとりに報告するという形をとるほうが丁寧で好感が持たれます。「結婚式は行わない」という旨はをしっかり伝える
結婚報告の時に、「結婚式は行わない」ことをしっかり伝えることが大切
結婚式の有無でお祝いの内容や渡すタイミングが異なるので、報告された側としてはなるべく早く知りたい事柄といえるでしょう。伝えておかないと、「お祝いはいつ渡せばいいのか?」あるいは「お祝いを渡しそびれてしまったらどうしよう」などと相手が悩むことにもなりかねないので、しっかり伝えるのがマナーといえます。
なお、ナシ婚なのでお祝いについて気を使わせたくないという人もいるでしょう。結婚報告の際に「お祝いは辞退する」旨を伝えればいいと思うでしょうが、お祝いを断るのは祝福したいという相手の気持ちを受け入れないことにつながるという考え方もあります。
これは私個人の考え方ですが、お祝いはありがたく受け取り、感謝の気持ちを込めてお返しをするというのが、スマートではないかと思います。
お祝いをいただいたら、お返しをお忘れなく
結婚報告後、お祝いをいただいたらお返しをします。お返しはいただいた金額(品物)の半額から3分の1の金額を目安に品物を贈ります。お祝いが郵送などで届いた場合は、まずは電話やメールなどでお礼を伝えておきます。その後、お祝いをいただいてから1カ月以内にお返しするといいでしょう。結婚報告の際に、会うことができていない人に対しては、お返しの際に出向いてお渡しするのがお勧めです。
お祝いをいただいたら、まずは電話などでお礼を伝えて
なお、友人や職場の同僚などから連名でお祝いをいただいた場合は、お祝いの金額を頭割りした金額の半額程度で一人一人にお返しの品を贈るのが一般的です。
ただ、1名当たりの金額が低くなりすぎる場合は、職場などでは「みなさんで召し上がってください」とお菓子の詰め合わせなどを贈っても問題ありません。
お返しにお勧めの品物って?
お返しの品物は「その人に喜ばれるもの」が基本となります。食べ物や飲物、食器、タオルなどが一般的。「自分では買わないけれど、質の良いもので、もらったら嬉しいもの」が喜ばれるようです。何を贈ったらいいか見当がつかないという場合は、カタログギフトという手もあります。
結婚式していないのに結婚報告ハガキってあり?
結婚式の写真などをあしらって作成することが多い結婚報告ハガキ。結婚式をしなくても、結婚報告のために送るのはOKです。ナシ婚でも、ウエディングドレスなど婚礼衣裳を着て、記念の写真を残すフォト・ウエディングを行い、その写真を利用して結婚報告ハガキを作ってみてはどうでしょう?
もちろん婚礼衣裳を着なくても問題なし。ふたりの自然な表情をとらえたお気に入りの写真をあしらって、結婚報告ハガキを作るのもお勧めです。
結婚式をしないとしても、結婚の報告はきちんと行って周りの人に夫婦と認めてもらい、ふたりの新しい人生のスタートを颯爽と切りたいものです。【関連記事】