年初来で13%上昇の金価格、今後も上がるのか?

年初来で13%上昇の金価格、今後も上がるのか?

年初来で13%上昇の金価格、今後も上がるのか?

年初来のドルベースの金価格は約13%の上昇となっています。北朝鮮などの地政学リスクも高まる中で、金に注目する人も多いと思います。そこで今回は金価格が今後も上昇するのかについて考えてみたいと思います。

まず、金価格はどのように動くかと言うことですが、基本的にはドルインデックスと反相関関係の動きとなります。下記は2015年以降のドルインデックスと金価格の推移比較チャートですが、概ね反相関な動きとなっていることが確認出来ます。
金価格はドルインデックスと真逆の動きとなる傾向がある

金価格はドルインデックスと真逆の動きとなる傾向がある

この点から考えて、2017年に金価格が堅調な推移となった理由の1つはドルインデックスが下がってきたことがあると思います。2016年の米国大統領選挙でトランプ大統領の勝利が決定してから、トランプ大統領が唱えていた大規模減税策や大規模インフラ投資政策などが期待されてドルインデックスは急騰し、金価格は大きく下がりました。しかし、それらの政策がなかなか実施されないことや、利上げ見通しの後退から2017年のドルインデックスは大きく下がり、金価格は上昇してきました。

米国の経済状況を考えれば金価格の見通しはそれほど芳しくない

ここで米国の経済状況を見てみたいと思いますが、まず、ISM製造業景況感指数は2004年5月以来13年ぶり高水準となっており、雇用統計を見ても、雇用者増減数こそ失望だったものの、失業率は4.2%に下がり、2001年以来の水準となりました。また平均賃金の上昇率も+2.9%と、こちらも2009年以来の最高値を記録しました。 消費者信頼感指数も高水準での推移が続いており、株価は連日の最高値更新、不動産価格もすでに金融危機前の水準を超えています。さらに大型減税策に対する期待も再燃してきました。

このような状況を考えれば、今後のドルインデックスは緩やかな上昇が期待できるところです。となると、その反対の動きとなる金価格は逆に緩やかに下がっていくことが予想できるところだと思います。

参考:米国株通信

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