年収が高い夫がいるプチ・セレブのお金のリスクとは
夫婦で働いて収入を得るダブルインカムを目指す家庭は今の時代、多いのですが、結婚を機に、家庭に入り専業主婦となる人も少なからずいます。生活力を養うためには、社会に目を向けることが必要です。勿論、得意な分野を伸ばすのもOK。日頃から気をつけておきましょう
特に40代後半や50代のいわゆるバブル世代の場合、結婚したら専業主婦という選択をするのが人気でした。そして今、これらの選択をした人たちに隠れているライフプランの危機があるのをご存知でしょうか?
夫の年収が高いほどリスクは高くなる?!
夫の年収が800~1000万円以上の家庭は、生活にある程度の余裕のあるプチ・セレブ。プチ・セレブの家庭では、持ち家でかつ妻が専業主婦をしているというパターンが多く見られます。たとえ住宅ローンが残っていても、夫に万一のことがあった際には団体信用生命保険で残債を精算できますので、残された家族はその家に住み続けることは可能になります。ひとまず住まいは確保できていますので、安心ですね。注意しなれければならないのは、その後の生活なのです。
夫の生命保険の加入状況にもよりますが、たとえ住宅ローンが完済されても、夫が残した生命保険や預貯金だけで今後の生活は賄えるのか? 一度、考えてみる必要があるのでしょう。
特に生活の質を落とすことはなかなか難しく、妻のみ、妻と子供のみの生活になっても、今までと同様の生活を続けることが想定されます。したがって、夫に代わって妻が収入を得なければならない可能性が出てくるのです。
問題は、今まで専業主婦として暮らしていた人がスムーズに社会復帰できるのか、ということになります。
社会との繋がりを持ち続けることが大切に!
年齢にもよりますが、会社によっては結婚前に勤めていた社員を契約社員等で復帰させてくれる会社もあるようですが、そのような会社はあまり多くありません。「一から就活しなければならない」と、覚悟する必要があります。再就職をする際、特別なスキルがあえれば有利に働くことは間違いないのですが、最も欠かすことができないことは会社になじめるかどうかなのです。普段から社会との繋がりを持つことが重要になってきます。趣味の集まりや町内の集まりなど、個人で任される役割がある集まりに参加すると、このスキルが磨かれていきますので、はじめの一歩を踏み出してみても良いですね。
万一の事態は起こって欲しくはありませんが、日頃から身の回りのことだけでなく、社会情勢やニュースにも気を配る、パソコンやOA機器の操作ができる、分からないことは自分で調べることができる、というようなスキルを磨き、幅広い視野を持ち続けておくことが大切です。そしてそのような意識を持ち続け続けることが、自分の生活力を養うことに役立つのです。イザというときに慌てることのないような心構えや準備が必要なのです。