履きやすく疲れにくいパンプスの選び方とおすすめシューズ

(C)Brendon Thorne

正しい靴選びで、疲れやすさや痛さとは無縁になって。(C)Brendon Thorne


ビジネスシーンはもちろん、プライベートでも活躍してくれるシューズと言えば、パンプスです。

パンプスは自分の足に合ったものを選ぶことが難しいのも事実。歩きにくく疲れやすかったり、足の甲や指の付け根などが痛くなったり、靴擦れを起こしやすかったりする人は、サイズや素材の選び方に注目してみるのはいかがですか?

特に、長時間履かなくてはいけないビジネスシーンでは、履きやすく快適なパンプスを選びたいものです。そこで今回は、痛くなりにくく、履きやすいパンプスの選び方を、シューズブランド「madras(マドラス)」で取材しました。また、おすすめのシューズもピックアップします。


パンプスの正しいサイズ選び、6つのコツとは

まず知っておきたいパンプスの正しいサイズの選び方を紹介します。

1.足の幅が合っていること。痛いと感じるパンプスの大半は、足の幅が合っていないことが多いです。実際より小さいものを履くと外反母趾、内反小趾になってしまい、そうなるとどんどん履ける靴が限られてしまいます。

2.足指に余裕があること。無理に押し込んだり、窮屈なものを履くと、ハンマートゥになったり、タコができる原因になります。

3.かかとやくるぶしの高さ(深さ)が足に合っているもの。高さ(深さ)が合わないものを選んでしまうと、靴擦れを起こしやすくなります。

4.前滑りしないもの。履いた時に前滑りする靴は、足指で踏ん張るような歩き方になり、靴擦れや外反母趾など、いろいろな足へのダメージの原因につながります。

5.かかとがしっかりしていてフィットするもの。かかとの部分がふにゃふにゃしていたり、かかとにフィットしていなかったりすると、かかとが浮いてしまい靴が脱げる原因になり、前滑りや靴擦れを起こしてしまいます。

6. 大きめサイズはNG。足が痛くなりそうだからと大きめサイズの靴選びをするのは逆効果です。良い靴を選んでも大きめのサイズを選ぶと、足が前滑りして靴擦れを起こしたり、また脱げやすさから、指に余計な力が加わることで、ハンマートゥや外反母趾の原因にもなります。

サイズが合っているつもりでも計測すると実は違っていたり、左右のサイズがかなり違う方もいます。一度足のサイズを計って、本当の足のサイズを把握することをおすすめします。計測をしてくれるシューフィッターがいる専門店で一度頼んでみましょう。靴のブランドやメーカー、デザインにより履き心地のサイズ感は異なりますが、自分に合う靴を選ぶ基準を知るうえでも良いでしょう。

サイズが合っている靴とは、足長が合っていて、かかとに隙間のできないぴったりサイズのもの。浅ぐりのパンプスでは、履き口のフィット感があり、大きすぎないものを選んでください。サイズが合った靴を選ぶことで、靴も長持ちします。サイズが合っていない靴を履くと、靴が変形し、すぐに履けない状態になってしまうので、注意してください。


靴底は、かかと部分の硬さと安定感が重要

靴底は滑りにくいものを選びましょう。滑り止めがあることで綺麗な歩行が保てるからです。

また、地面に接地する前部分は硬すぎず、指先を蹴る動作ができるほど柔らかさがあるものがよいでしょう。パンプスは靴の骨格ともいわれる、シャンク(中底)後方部がしっかりと硬く、かかとのカウンター(かかと部分に挿入された芯)が長く硬くしっかりとしたものを選びましょう。これにより、かかとが左右にブレにくくなり、安定します。逆に、かかとがぐらついてしまうと足に負担がかかるので疲れやすく、全身の疲れやバランスにも影響を与えかねません。

靴底も大切ですが、靴を選ぶ場合は中底も大切になってきます。直接足にあたる部分なので、中敷きには衝撃を吸収する厚みのあるもの、また蹴り出しをサポートする柔らかいクッションがついているものを選ぶと、足当たりが良く、足が疲れにくくなります。


アッパー部分は擦れにくく、伸びすぎない素材を

アッパーの素材は革、人口皮革、テキスタイルなど、様々な材料がデザインによって使用されています。

まずは、くるぶしなどが擦れず、足を傷めない柔らかさのものを選びましょう。そして、デザインにもよるのですが、伸びすぎて靴がゆるくなりすぎないものがいいでしょう。

革は多少の伸びがあり、自身の足の形状になじんで足に合ってくる点が優れています。ただ、履き込むうちに靴が大きくなり、かかとに隙間が生じてくる場合は、中敷で微調整をするなどして、フィット感を確認してください。


ヒールの重心は、かかとの中心にあるとベスト

ヒールは、重心がかかとの中心に感じられることを確認してください。ぐらつきがなく、安定しているものを選ぶと良いでしょう。バランスよく体重が足にかかるものを選ぶことで、足を圧迫せずに済み、変形などを防ぎます。

細いヒールでも安定感があり、左右にぶれないヒールを選びましょう。当然、細いデザインよりは、横に太いチャンキーヒールのようなデザインのほうが安定していますので、ヒールに不慣れな方にもおすすめです。細めヒールの場合でも、ピンヒールよりもリフト面がやや横長のヒールデザインを選ぶことで安定感が増すでしょう。


つま先の形は?

つま先の形はトレンドによっても異なり、店頭に多数並んでいます。安定して好まれるのはポインテッドトゥとアーモンドトゥですが、おおぶりなスクエアトゥも今季は人気が出てきています。スクエアトゥは足の指に余裕が出やすい形状で、履きやすさも抜群なのでおすすめです。

足のつま先の形に合ったトゥというのはあるのでしょうか。人の足のつま先の形はギリシャ型(ひと指し指が長い)、エジプト型(親指が長い)、スクエア型(指の長さが平行)など数種類に分類されます。日本人は「エジプト型」が多いと言われています。

一般的には、ギリシャ型はラウンドトゥ、エジプト型はオブリークトゥ、スクエア型はスクエアトゥが無理なく合うでしょう。

同じポインテッドトゥのデザインでも、靴の前足部を内側に振り、カーブさせた形状になっているもの、親指部にゆとりを持たせた設計に開発したデザインなどさまざまです。またシューズのつま先部分が卵型をした形状のエッグトゥや、シューズのつま先部分がアーモンドのように少しほっそりした形状のアーモンドトゥは今っぽく、足に合いやすいデザインです。

一の甲周りのフィット感がきちんと合い、足の長さや厚みなど、指部分にゆとりがあるデザインのものが良いでしょう。また、前滑りなどを防止してくれるストラップのデザインや、足を包み込むフィッティングで甲の深いデザインなど、二、三の甲で押さえられ、前滑りを防止してくれるデザインもよいでしょう。

※一の甲は、親指の付け根と小指の付け根を直線で結んで一周した箇所、三の甲は、甲周りの一番太い箇所、二の甲は、一の甲と三の甲の中間で少しくびれたところを一周した箇所です。


中敷きは滑り止めとして使うならOK

実は購入後にサイズ調整として中敷を入れるのは、避けたほうがいいのが大前提です。ただ、パンプスの場合はストッキングをはくことが多いので、靴の中で足が滑ってしまうときに、滑り止めとして使うといいでしょう。いろいろな厚みがあるので、足に合うもの選びましょう。また、高いヒールの場合は、足のアーチが合わずに中底と土踏まずに隙間があいてしまうことがあると思います。そんなときは、中敷きによって、かかとに重心を持たせ、前滑りを防止する手立ても有効です。

中敷の材質は、柔らかすぎず、靴の中で足が遊ばないものを選びましょう。

機能で言うと、歩行の衝撃を和らげる材質のものなども販売されています。前滑り防止材質のインソールなども販売されていますので、販売員に相談してみるとよいでしょう。


歩きやすい、おすすめシューズ3選!

以上のサイズや素材の選び方を把握したら、デザインを選びましょう。今回は日本人の求める快適な履き心地と機能性、そして美しいデザインを追求し続けているシューズブランド「madras(マドラス)」のおすすめのシューズを紹介します。

■ラウンドトゥ
madras

ラウンドトゥパンプス 2万5920円(税込)/madras(マドラス)

定番のパンプスがラウンドトゥ。脚がキレイに見える7cmヒールの1足です。少し浅めの履き口が、足のシルエットをより美しく見せてくれます。幅や甲周りもゆとりをもった設計なので、毎日使いにおすすめです。

■ポインテッドトゥ
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ポインテッドトゥパンプス 2万5920円(税込)/madras(マドラス)

安定感のある7cmヒールのプレーンパンプスです。ポインテッドトゥで靴自体が華奢に見えるのですが、甲周りと幅にゆとりがあります。イタリア製のカーフとシープシルキーといった、上質で柔らかい革を使っているので、足馴染みがよく履きやすいパンプスです。

■チャンキーヒール

madras

チャンキーヒールパンプス 2万5920円(税込)/madras(マドラス)

マドラスオリジナルのポインテッドトゥに、安定感のあるチャンキーヒールを搭載した、少しレトロな印象のパンプスです。いつでもどこでもオールマイティーに履き回せるように、プレーンタイプで登場しています。綺麗なシルエットと少し変わったヒールは、シンプルの中にもアクセントを加味してくれます。イタリアの革を使用し、今までにない深みのある上質な素材で、コーデに投入した途端、一気に高級感を与えてくれる1足です。


以上、痛くなりにくく、履きやすいパンプスの選び方と、おすすめシューズでした。これを参考に、パンプス選びを成功させてくださいね!

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【取材協力】
madras(マドラス)
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