子供が苦手だった僕が、会社を辞めて「主夫」になった理由とは?

子供との写真

10歳と6歳の2人を育てる兼業主夫です。


はじめまして! 堀込泰三と申します。在宅で翻訳やライティングをしながら、「兼業主夫」として2人の男の子を育てています。

子供たちは現在、10歳(小5)と6歳(年長)。長男&次男どちらのときも、妻は生後2ヶ月でフルタイムに復職したため、私がメインで子育てを担当してきました。

主夫として子育てをしていると、「昔から子供が好きだったんでしょう?」と言われることがありますが、全くそんなことはありません。むしろ、嫌いなほうだったと思います。さらに言うと、男女平等がどうのとか、「男性も育児をすべき」とか……、そんなことは子供が生まれるまで一切考えたこともありませんでした。

そんな私が、なぜ主夫になったのか?話せば長くなるのですが、ひとことで言えば、それは「胸きゅん」。……はい、大の大人が恥ずかしいですね。

でも、これがなかなかどうして事実なのです! 今回は、私が会社を辞めて兼業主夫になった経緯についてお話しさせてください。


育休取得の理由は「2人とも仕事を辞めないため」

2人とも仕事を辞めないためには、夫が育休を取るしか方法がない!

2人とも仕事を辞めないためには、夫が育休を取るしか方法がない!

2006年に結婚し、すぐに第1子を授かりました。当時、自動車会社でエンジン開発に携わっていた私は、当然、妻が育児休暇を取って育児をするものと思っていました。今の私からは考えられませんが、「育児は女性の仕事」だと思っていたからです。

ところが問題が発生します。妻は大学の研究者で1年更新の任期制で働いていました。制度上、育児休暇が取れないわけではありませんでしたが、長期で育休を取ると戻る場所がなくなってしまいます。

看護師になるための勉強中に遺伝学に興味を持ち、大学院まで行ってようやく研究者になったばかりの妻です。仕事が大好きな事は重々承知しており、そんな妻が仕事を辞めるという選択肢はありえない!

夫婦で話し合いを持ちました。そこで初めて、男性でも育児休業を取れることを知ったのです。2人とも仕事を辞めないためには、夫が育休を取るしか方法がなさそうです。

勤めていた会社の人事規定集を読むと、育児休業は「男女ともに最長2年間」と定められていました。「初めての子で勝手もわからないし、2年間家で育ててみたいよね」ということで、夫婦の話し合いはあっという間に済み、私が2年間の育児休業を取ることになりました。さっそく上司に相談です。


なかなかスムーズにいかない会社との育休交渉

3度にわたった会社との育休交渉

3度にわたった会社との育休交渉

ところが、上司との話し合いはスムーズではありませんでした。育休取得そのものに反対されたわけではありませんでしたが「あなたの人生設計はどうなってるんだ?」と、私のキャリアを心から心配してくれたのです。

そこで私は正直に我が家の状況を話しました。妻の仕事では育休を取りにくいこと。妻が仕事を続けたがっていること。私も戻ったらまたバリバリ働きたいと思っていること。

3度の話し合いを経て、なんとか上司から承認をもらいました。

こうして長男の生後2ヶ月となる2007年5月より、私は2年間の育児休業に入り、期間限定の専業主夫になりました。産後休暇を取っていた妻は、私と入れ替わりでフルタイムワークに復職したのです。

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