アラフォーの恋の進め方・始め方とは? 女性から仕掛ける3つの方法
出会いはあっても、恋愛となるとめんどう?
「若さに任せて一直線というわけにはいかないし……」
アラフォー女性たちから、そんな声を聞くことがある。仕事が忙しく、プライベートも充実しているから、どうしても今すぐ結婚を望んでいるわけではないが、いい人がいれば結婚したい。もちろん、「いい恋」はいつでもしたいが、それによって人間関係がめんどうなことになるのは困る。社会的にも自分の位置がはっきりしてきて、恋愛以外の人間関係の大切さをわかっているオトナだからこその悩みだろう。
「恋の始め方が、以前よりむずかしくなっていると感じます。今さら“友だち以上恋人未満”みたいなめんどうなこともしたくないし、“相手が私をどう思っているんだろう”というようなことで悩むのもイヤ。だからこちらから仕掛けたいんだけど、共通の知り合いが多かったりグループでつきあいがあったりする場合、下手なことをすると、周りの人間関係にヒビが入る可能性もあるでしょ? それを考えると、恋愛という範疇に入り込まないほうが無難かなと思ってしまうんですよね」(38歳・女性)
という声もあった。とはいえ、恋愛感情があるならそのままその火を消すのはもったいない。
オトナならではの恋の始め方というものがあるのではないだろうか。
アラフォーの恋の進め方1:素敵だなと思えばその日のうちに一発勝負
いいなと思ったら自分から
そう言うのはナオミさん(41歳)。IT関係でバリバリ働いているキャリア女性である。
「友人たちが集う飲み会やスポーツジムなどのプライベートで出会う人だったら、話してみて素敵だと思えば、とりあえずその日のうちにふたりきりになるように努力します。それでもダメなら後日、ふたりきりで会って話してみる。できればそのときにベッドまで行ってしまいたい(笑)。それで相手の出方を待つ。相手が積極的にデートに誘ってきて、なおかつ自分でもつきあう気があれば、めでたしめでたし。だって時間をかけて何度もデートしたって、セックスが合わなければ、長くつきあう気にはなれないし……」
もちろんリスクはある。こちらがつきあいたいと思っても、相手は一度きりの遊びでいいと思っているかもしれないのだから。
「それは覚悟の上です。その場合は“なかったこと”にすればいい。その人とまたどこかで会っても、にっこり笑って『久しぶり~』と言えばいいだけのことです」
むしろめんどうなのは、仕事関係で出会った人の場合だという。まったく同じ方法で積極的に仕掛けていいとは限らない。
「仕事関係で出会った人の場合は、相手と自分の立場をよく考えてから行動を起こします。異業種なら問題ないけど、同業他社とか取引先とかだと気を遣いますね。むしろ恋愛関係にならずに好意を抱く程度で引っ張っておいたほうが仕事上、有利かもしれないし」
非常に現実的である。オトナだからこそ、自分が落とし穴に落ちないよう注意すべきところは注意しなければいけない。
「気になる人がいたら早仕掛けして、さっさと結果がほしい。その際は、大胆にして細心であれ、ということですよね」
ナオミさんはニンマリ笑った。
アラフォーの恋の進め方2:友達関係を続け、自分からは仕掛けない
友だちから? それとも、一発勝負で?
「常に種まきはするけど、自分からは仕掛けない。そうすれば少なくとも、“いい男友だち”はいつでもいる状態になるわけですから」
そう言うのは、ユキさん(38歳)。彼女はとある企業で企画開発に携わっている。3歳年下の彼とつきあって1年たつが、彼ももともとは“男友だち”のひとりだった。
「ただ、男友だちとして固定化された人とは恋愛にはならないから、固定化する前に、恋愛モードになってもらわないと困るんですけどね」
今の彼とは、友人夫婦が主催したホームパーティで知り合った。映画の話で盛り上がったとき、彼を気に入ったユキさんは、「私たちって趣味が合うわぁ」と彼を見て微笑んだ。その一言が彼の心をつかんだようだ。
その夜からSNSでのやりとりが始まったが、お互い仕事が忙しくてなかなか会えない。やっと会ったのが2週間後。楽しい時間だったが、継続的に会うところまで進まない。そうこうしているうちに、彼女はまた別の男性とも知り合い、その人とは時間の調整がうまくいって食事をともにしていたという。
「恋人がいない時期は、そういう人を3人くらい作っておくんです。そうすると自分が誰と会いたいのか、誰といちばん話したいのかが見えてくる。私の場合、このまま3人とも完全に男友だちになるのかなあと思っていたところで、3歳年下の彼から呼び出されて。週末だったので朝までバーをはしごして飲んでしゃべって、楽しくてそのまま彼の部屋に行ってふたりとも眠り込んでしまった。目が覚めたら彼がコーヒーをもってきてくれて。『まじめにつきあいたい』と彼が言って、そこからおつきあいが始まったんです」
自分からは思い切った行動を取らず、自分の生活の範囲内で友人を増やしておくのが、ユキさんのやりかただ。
アラフォーの恋の進め方3:相手にも自分にも逃げ道を残す
ガツガツしたり、1人の相手に執着しない人が多い?
「ダメならいつでも友人関係に戻れたらいいなと思うんです。もうこの年で色恋の修羅場はめんどう。若いときに比べて友情と恋愛感情の距離が近くなっている気がしますね」
ナオミさんはそう言う。
一発勝負派か継続派かは人によるだろう。もちろん、他にも恋の始め方はきっとある。
ただ、いずれにしても「待っているだけ」では人間関係は広がらない。戸はいつでも開け放しておいたほうがいいことがありそうだ。
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