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ベルリン発!新感覚コインランドリーがニューオープン

一風変わった新感覚のコインランドリー「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」は東急東横線・学芸大学の駅から歩くと約15分。住宅街を抜けた目黒通り沿いに、店内は明るく開放的な雰囲気で、カフェやグッズショップがあり、クリーニングや洗濯代行も行われています。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド

コインランドリーのイメージを一新!「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」がオープン

店舗外観。まるで何かのショールームのようで、一見コインランドリーには見えない。

店舗外観。まるで何かのショールームのようで、一見コインランドリーには見えない。

2017年7月1日にオープンした「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」。今までコインランドリーというと、地味で素っ気ないスペースに洗濯機が用意されているだけという空間で、洗濯の用事をすませる以外は、あまりその場に長居したいとは思いませんでした。そんなコインランドリーのイメージを一気に覆す、全く新しいスペースです。

店に一歩足を踏み入れて驚きました。クラシカルモダンなデザインの壁紙と天井からぶら下がるシャンデリア。明るくすっきりと落ち着いた雰囲気。洗濯、という義務的ともいえる動作が、この空間によって一気に何かワクワクするものに変わりそうです。
ランドリースペース。天井も高く、明るく清潔感がある。

ランドリースペース。天井も高く、明るく清潔感がある。

高品質なランドリー機器は思わず試してみたくなるし、コインランドリーの隣にはカフェがあり、洗濯物を回している間、コーヒーでも飲みながらゆったり過ごすことができます。洗濯代行やクリーニングの受付、ランドリーグッズの販売もしています。

ドイツのおばあちゃん家のような、どこか懐かしくて和む雰囲気の壁紙。

ドイツのおばあちゃん家のような、どこか懐かしくて和む雰囲気の壁紙。

実はこの店の本店はドイツ・ベルリンで、東京は2号店。基本的には本店を忠実に再現しており、ベルリンでもこのような商業形態は画期的で、まだ珍しい存在だとのこと。オーナーのフレディレックさんは、元々役者さんだったそうで、店は彼自身の表現の場でもあります。「洗濯」は、日々日常的に行われる作業であり、本来は服やリネン類をきれいにリフレッシュするための作業なのだから、コインランドリーだってもっと楽しく清潔で魅力的な場所にしたい、という発想が、このような全く新しい店を始めるきっかけとなったそうです。


カフェスペース併設!布団、スニーカー用の洗濯機から洗濯代行も

目黒通りにあるこの店の周りは住宅街であり、すぐ近くには商店街、郵便局、ホテル、そして温泉まであります。感度の高い最新のレストランやショップも多いエリアですが、一方で地元の人に長く愛されている昔ながらの店も残っています。おしゃれな人が多く住んでいる印象を持ちながら、人情味も感じられる。

様々な世代、職業、感覚を持つ人が程よく入り混じって暮らし、この街特有の居心地良さがあります。そんな街の持つ魅力が店のイメージと重なり、日本で最初にオープンする場所となったそうです。

「学芸大学は感度が高く、活気があって、住む人が生き生きとしている印象だった。そんな人達とコミュニケーションを取り、一緒に街を盛り上げられるような店にできたらと思っています」とブランドプロデューサーの松延友記さん。

カフェスペース。洗濯の合間の一休みや、待ち合わせなど、多目的に使われている。

カフェスペース。洗濯の合間の一休みや、待ち合わせなど、多目的に使われている。カフェだけの利用ももちろんOK。

デザインされた店内は、とてもおしゃれな雰囲気なのですが、気取った印象はなく、ほのぼのとした心地良さを感じます。スタッフもフレンドリーな人が多く、常連のお客様にさりげなく声をかけたり、洗濯機の使い方に戸惑っている人を見るとさっと動いて丁寧に説明していたりする姿が印象的でした。スタッフとお客様、またお客様同士が気軽に会話できるような環境を目指しているそうです。

「スタッフ全員の洗濯ソムリエの資格取得を計画中です。今後はワークショップなどの開催も予定しています」とのこと。コインランドリーには、羽毛布団や毛布などを洗える大容量の洗濯機や、スニーカー専用の洗濯機もあります。

また、洗濯代行という便利なサービスがあり、どうしても自分で洗濯する時間が取れないときや、たまには自分へのご褒美で楽しちゃおうというときなど、忙しい現代人にとってありがたいサービスです。
スニーカー専用の洗濯機。

スニーカー専用の洗濯機。

 

高品質&シンプルデザインなランドリーグッズも販売

グッズショップ。洗剤、ランドリーバスケット、ピンチ、アイロン台など様々。洗濯時にかけたいミュージックCDなんていうのもある。

グッズショップ。洗剤、ランドリーバスケット、ピンチ、アイロン台など様々。洗濯時にかけたいミュージックCDなんていうのもある。

さて肝心のランドリーグッズについて。ドイツと日本では洗濯事情も違うため、日本用にオリジナルで開発しています。例えば洗剤や柔軟剤は日本の水に合った成分配合。植物由来のエコフレンドリーなものを基準としており、シャンプーなどにも使われる成分で、肌に優しいものを採用しているそうです。シンプルなパッケージデザインはインテリアに映えやすく、ギフトにも良さそうです。

一方、洗濯用石けんは、ドイツでは130年以上使われ続けているというもの。牛の胆汁を配合しており、その酵素の力で、えりなどの頑固な汚れもきれいに落とせるそうです。また、ドイツはブラシ作りの技術に優れており、キリッと木目の整った、豚毛の洗濯ブラシもあります。

物干しなどは、日本だけのグッズ。ドイツでは洗濯物を外に干す習慣がないため、日本用に独自に開発されました。日本とドイツ、それぞれの技術とセンスを生かした丁寧な商品づくりが魅力の一つになっています。
なるべく環境に負荷をかけず、体にも優しい配慮をした洗剤。柔軟剤は香りが2種類あり。

なるべく環境に負荷をかけず、体にも優しい配慮をした洗剤。柔軟剤は香りが2種類あり。

定番人気だというランドリーバスケットや新作のバッグ。一番大きなバッグは布団も入る。

定番人気だというランドリーバスケットや新作のバッグ。一番大きなバッグは布団も入る。

ちょっとノスタルジックな洗濯板!しつこい汚れはこちらでゴシゴシ。

ちょっとノスタルジックな洗濯板!しつこい汚れはこちらでゴシゴシ。


一般的に洗濯用品というと、今までは実用に特化したものがどうしても多かったけれど、デザインとしてのクオリティと、使い勝手の良さの両面を満たすグッズであることがこのブランドの特徴。現地からただそのままインポートするのではなく、日本で使われることを配慮し、セレクトや開発に力を入れつつ、いいものを紹介していきたいとのことです。通販もやっているので、グッズはネットで購入できますが、このユニークな空間を体験しに、ぜひショップへも訪ねてみて下さい。


店舗データ

フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー
FREDDY LECK sein WASCHSALON TOKYO

東京都目黒区中央町1丁目 3 – 13
TEL. 03 – 6412 – 8671
https://www.freddy-leck-sein-waschsalon.jp
コインランドリー 24時間営業
カフェ、クリーニング、洗濯代行、グッズショップ 9:00~21:00
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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