500円玉でお釣りが出るようレジで頭を働かせながら買い物
自然に手にした500円玉を貯めていくだけでも、「年間に2~3万円は貯まるはず」と市居さん。しかし、「戦略的に500円玉を引き寄せる方法」を意識することで、もっとアクティブに、より楽しく貯めることが可能になります。その方法とは、「500円玉でお釣りが出るように、レジで頭を働かせながら買い物をする」こと。(第3回インタビュー『貯金はわずか数十万円。絶望的な赤字家計からの脱出法』から続きます)「ゲーム感覚で楽しめるし、計算能力もつくので、子どもと一緒に取り組むのもおススメです。我が家の子どもたちにも、『この1000円札でアイスとお菓子をゲットして500円玉を作ってきて』と買い物をさせています。そのせいか、算数が得意になりました。さらに、認知症を防ぐのにもおススメ。認知症の初期は、計算ができなくなることだといわれますから、日常でできる脳トレとしても最適だと思います」
レジに並ぶ前にいったんカートの中身を確認してみる、精算時に頭を働かせて、お金の出し方を工夫してみる――。ちょっとしたひと手間で500円玉を確実に手にできます。
市居さんおススメの主な方法は以下の2つ。
方法1 「ぴったり法」と「ざっくり法」を使い分ける
お札+小銭の組み合わせを意識すべし。「もっともシンプルなのは、合計額+500円を支払うぴったり法です。仮に合計額が600円の場合、500円を出して1100円を出すことでお釣りはピッタリ500円に。しかし、合計額が半端な金額だったり、細かいお金がない時は、“プラス500円ザックリ法”を。例えば、合計額が640円なら1200円を支払い、560円のお釣りをもらう。100円単位をざっくり繰り上げます」方法2 「500円ゾーン」を意識して買い物をする
支払い方ではなく、買い物の仕方で500玉をゲットしよう。「例えば、2000円で買い物をするとして、合計額1450円なら500円玉が手に入りますが、1500円を1円でも超えると撃沈します。ですから、レジに行くまでにざっと計算をして、500円ゾーンに収まるようにしておくことです」★第5回『「500円玉貯金」の挫折を防ぐ3つの方法』に続きます
教えてくれたのは……
市居 愛さん
取材・文/西尾英子
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