20種類の電子マネー等に交換可能に
海外旅行であまった海外の紙幣や硬貨を、国内で使える電子マネーや各種ギフト券などに交換する日本初のサービスが登場しました。海外で使った紙幣や硬貨は、空港で両替可能ですが、どうしても余りがでてきます。ポケットチェンジは、そういった外貨を日常的に利用する電子マネーなどに交換可能です。ポケットチェンジの対応通貨は、米ドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン、日本円、対応言語は日本語、英語、中国語(繁体/簡体)、韓国語から選択可能です。また、交換できるサービスは、楽天Edy、WAON、Amazonギフト券、LINEギフトコード、WeChat(微信)、楽天スーパーポイントなど約20種類となっています。為替レートはほぼ1時間おきにインターネット経由でチェックされ、都度、変更される仕組み。
電子マネーとの交換だけでなく、寄付も可能
専用端末は、羽田空港、福岡空港に設置。今後も順次拡大が予定されています。また、新宿歌舞伎町インバウンド観光ビル「歌舞伎城」にも設置を開始し、空港で硬貨や紙幣を交換する時間がない人が街中で便利に利用できるようになりました。
個人情報などの登録なく簡単に交換できる
筆者も実際に新宿で試してみたところ、非常に簡単に電子マネーに交換することができました。利用者はまず居住国を選択し、交換したい電子マネーなどのサービスを決めます。ここでは、楽天Edyを選択し、韓国であまった硬貨を投入口に入れます。一回あたり約20枚、一取引で計100枚まで投入が可能で、限度額は日本円換算で約3万円前後となっているそうです。硬貨投入後、レートが表示され、電子マネーをリーダーにタッチすると、外貨から変換され、最後にレシートを受け取ります。交換する電子マネーをあらかじめ決めておけば、機械の操作に慣れていない人でも簡単に交換することができるでしょう。利用者にとっては、氏名やメールアドレス、電話番号などの個人情報を入力する必要がないため、面倒くささも感じないはずです。
筆者は韓国・500ウォン(日本円で約50円)を両替しましたが、楽天Edy42円に交換されました。そのため、手数料は16%ほどととなります。
楽天Edyとの交換の様子
レシートにデジタルギフトコードが印刷されている可能性も
なお、ポケットチェンジでは、共通ポイントサービスを展開するネットマイルとの業務提携と提携し、ポケットチェンジを利用の際に出力されるレシートに、デジタルギフトデジタルギフトコード「ネットマイルギフト(NetMile Gift)」のQRコードを印字する形でポイントを付与するそうです。「ネットマイルギフト」は、そのまま自分のネットマイル(ポイント)に加算でき、そこから航空マイレージや現金・電子マネーに交換できるため、場合によってはさらなるお得があるかもしれません。金融機関の調査によると、海外に旅行した日本人の87%が「外貨があまった」と回答しており、そのうち63.1%が、両替せずに外貨のまま自宅に持ち帰っているとのこと。あまった硬貨を眠らせておくのならば、電子マネーに交換して便利に使うのもありかもしれませんね。