夏ならではの観光プランは?
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夏の沖縄はすべてが原色! ベストシーズンの沖縄の海の美しさをぜひ体験して
一年中暖かい南の島というイメージが強い沖縄ですが、やっぱりなんといってもシーズンの本番は夏です。夏こそ、沖縄が一番輝く季節。夏の沖縄がすっかり気に入って、今年も旅行を計画している人も多いはず。今回は、定番の観光スポット以外の「夏ならでは!」な沖縄の楽しみ方を5つご紹介します。
その1 リゾートホテルのプールを満喫する
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せっかくのプラベートプール付きヴィラも夏に泊まってこそ!
リゾートの数でいえば日本でナンバー1の沖縄。夏の沖縄旅行なら、プール自慢のホテルに泊まって、リゾートステイを存分に満喫というのがおすすめです。コテージタイプのプール付きヴィラに泊まるなら、当たり前ですが断然夏!
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憧れの「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」のインフィニティプール。一日中プールサイドで過ごす優雅な休日を (C)ザ・テラスホテルズ
また、県内最大級の広さをほこる「ヒルトン沖縄北谷リゾート」や、ウォータースライダーや子ども用プールもありファミリー層に人気の「オキナワ マリオット リゾート&スパ」など、プール自慢のリゾートではサマーシーズンはビーチよりもプールサイドのデッキチェアのほうが人気だったりします。憧れのインフィニティプールがある大人のリゾート「ジ・アッタテラス クラブタワーズ」、海を眺めるプライベートプールが自慢の「オリエンタルヒルズ」でラグジュアリーなサマーバケーションを過ごすのも素敵です。
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ラグジュアリーなプールサイドは大人のリゾートならでは。月光の下、夜に泳ぐのもとっても気持ちがいいのでおすすめ!
「星のや竹富」など24時間利用可能なプールで夜に星空を眺めながら泳ぐなんていう贅沢ができるのも夏旅ならではのお楽しみ。プールを子どものお楽しみと思っていた人こそ、ラグジュアリーな大人のプールライフを体験するチャンス。絶対にクセになると思います!
その2 夏限定のお楽しみ!無人島に泊まって透き通った海を満喫しよう
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慶良間(けらま)の海に浮かぶ憧れの無人島に上陸のチャンス。宿泊ができるのは夏だけ! (C)OCVB
大小160もの島がある沖縄。現在、人が住んでいる有人島はそのうちの49島(2015年調べ)。残りはすべて無人島ということになるのですが、夏の沖縄では無人島に泊まることもできるのをご存知でしょうか。
那覇の泊港から船でたったの20分、慶良間(けらま)諸島の無人島「ナガンヌ島」では、4月~10月の間宿泊が可能です。ちゃんと宿泊施設が用意されていますが、アウトドア気分を満喫したいならテントに泊まるキャンプステイも可能。
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透明度抜群の慶良間の海を遊びつくそう!
透明度抜群の慶良間の海を思い楽しみたいという人におすすめの無人島ステイは、きっと一生の思い出になると思います。
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魚影の濃さでは慶良間の海は沖縄でもNO.1!! その素晴らしい海を満喫するなら断然夏! (C)OCVB
その3 沖縄の夏祭り、「エイサー」や「豊年祭」で盛り上がろう!
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沖縄本島の夏の風物詩といえばエイサー。凛々しい姿に目が釘付けになります (C)OCVB
暑い沖縄の夏をさらに熱く盛り上げるのが夏祭り。沖縄の夏祭りといえば、沖縄本島では「エイサー」。宮古や八重山では五穀豊饒に感謝し、来夏世の豊作を祈願する「豊年祭」。そして、旧盆には沖縄全土の各集落で様々な催事が執り行われます(2017年 の旧盆は 9月3日~9月5日にあたります)。夏の沖縄旅行は、なんらかのお祭りとタイミングが重なる確率が高いので、日程が決まったらぜひ情報を調べてみてください。
その熱き舞いを一目見ようと今や全国からファンが押し寄せるエイサーですが、本場のエイサーといえば、やっぱり夏の旧盆時に各集落で行われる「道ジュネー」(先祖を供養するため旧盆に集落の通りを練り歩く行事のこと)。そして、毎年8月の第1日曜日に那覇国際通りで行われる、県内最大級のエイサーのお祭り「1万人のエイサー祭り」は、今年で23回目。こちらは当日、一般の飛び入り参加も可能なので、エイサーファンならぜひ一緒に盛り上がりたいですね。
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八重山のお祭りの中でももっとも人気の高い波照間の「ムシャーマ」。白いお面をかぶったのがミルク神 (C)OCVB
石垣島をはじめとする八重山の各地では、多く7月に「豊年祭」が催されます。「豊年祭」は地域によって演出が異なるので、見られるチャンスがあればぜひあちこちの催事を拝見させてもらうのがおすすめです。八重山や宮古には数多くの無形文化財指定を受ける伝統祭事があり、波照間島の旧盆催事「ムシャーマ」は2017年は9月4日の開催、多良間島の「8月踊り」は9月27日から3日間の開催です。
その4 アドベンチャー気分満載、滝壺で泳いで山の大自然を味わう
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まるで映画『ジュラシックパーク』に出てくるジャングルのような沖縄の山。夏は本州の山では経験できないアドベンチャーをどうぞ!
沖縄=海遊びと思っている人は多いと思うのですが、実は山遊びも楽しい場所なんです。特に夏は、亜熱帯の沖縄だからこそ楽しめる山の自然を満喫するアウトドアアクティビティが充実。トレッキングでひんやりとした泉を訪ねて泳いだり、滝壺で涼んだりといった遊びができるのが夏の山のお楽しみです。
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アウトドア派に人気! マングローブの川を行くカヤックツアー
おすすめは、西表島でのキャニオンニングツアー。亜熱帯のジャングルの森をトレッキングで散策するツアーですが、ときに川を泳ぎながら水陸両用で探検するコースです。
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ジャングルの川を泳いでのぼるキャニオニングツアーは、夏の西表島の一番人気アクティビティ (C)西表島カヌーツアー風車
カヤックでマングローブの川をのぼり、トレッキングで滝壺と滝上を訪ねるツアーでも、この季節は思いきり滝壺で泳ぐことができるので、他の季節以上に楽しめます。沖縄本島なら本部のター滝を訪ねるトレッキングがおすすめですが、雨量が多いときは大変危険なので、現地でしっかり安全情報を確認することをお忘れなく。
その5 死ぬまでに一度は見たい、サガリバナと南十字星
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淡いピンクの儚げな花が美しいサガリバナ
真夏の八重山を訪ねるなら、この二つはマストというのが西表島のサガリバナと、波照間島の南十字星です。
西表島のサガリバナは、毎年梅雨が明け本格的な夏の訪れとともに見頃を迎える西表の夏の風物詩のような花で、たった一晩で散ってしまうことから、幻の花とも呼ばれています。ジャングルの奥深く、サガリバナの花で埋めつくされた明け方のマングローブの川の美しさはとても幻想的で、死ぬまでに一度でよいから見たい花として、毎年この時期にはサガリバナ目当てで西表島を訪れる旅行者も少なくありません。
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離島では夜闇がどれだけ暗いか、また月の光がどれだけ明るいかを体験できます
そして、夏に八重山へ行くなら南十字星。南半球に行かないと見られないと思っている人も多いと思いますが、実は、夏の間なら八重山の一部の島から見ることができるのをご存知でしょうか? 南十字星を見たいなら、東経123度47分、北緯24度07分に位置する有人島としては日本最南端の波照間島へ。お隣の西表島や鳩間島からも条件がよいと見られることがあるそうです。
南国フルーツも絶対食べるべし! 夏の沖縄グルメもお忘れなく
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甘~いパイナップルは夏のご馳走! ドライブ途中に買ってホテルの部屋で食べるのがおすすめです
夏の沖縄で食べたいものといえば、夏が旬の南国フルーツたち。特にこの時期、西表島のパイナップルや、宮古島のマンゴーは絶品です。
また、うに丼で有名な古宇利島ですが、近年、乱獲の影響でうにが減少しているため漁獲期間制度が設けられています。漁獲期は7月~9月なので、この時期に沖縄本島を訪ねる人はうに丼を目当てに古宇利島へ。
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沖縄でゼンサイといえばかき氷のこと。夏は散策途中に食べるかき氷が何よりもご馳走!
もしも、まだ夏の沖縄を一度も訪れたことがないという人がいたら、今こそがチャンスです。まだまだ間に合うので、この夏、沖縄の魅力を全身で感じに出かけてみてはいかがでしょうか。