茶系バッグで作る「こなれ配色」テクニック
簡単にできる洗練配色テクニック
ですが私はここで、断然茶系の色をおすすめします。個人的にも大好きな茶系のバッグは、黒バッグのように重く見えることもなく、どんな色にも合いやすい便利カラーでもあるんです。
でも、万能カラーだからと言って、茶系のバッグをただなんとなく使ってしまってはもったいない! 今すぐ使える、小物使いをワンランクアップさせるテクニック、『反対色使い』をご紹介します。
そもそも反対色って?
色相環上で反対に位置する色
色相環上で反対に位置する色のことを補色とか、反対色といいます。反対色関係になる色同士は色味に共通項が感じられないので、組み合わせることでインパクトを出すことができます。
茶色の反対色は?
茶色の反対色……この図では、彩度をあげたオレンジで考えていきましょう(彩度の高い色同士を合わせると派手な印象になってしまうので、ファッションでこのテクニックを使う場合にはオレンジではなく、彩度低めの茶系での応用がいいでしょう)。茶系の反対色は、図の通り青! これが、茶系の小物にブルー系の洋服を合わせると、洗練された印象になる根拠なんです。茶系とブルーが好相性な根拠はまだあります。ブルーなどの寒色は色相学上、「後退色」と呼ばれる色で、遠くにあるように感じられる色。暖色は「進出色」といって近づいて見える色なので、合わせるとコーディネートに立体感とほどよい存在感を出すこともできます。
それでは、すぐに取り入れていただけそうな、コーデの例をご紹介していきます。
茶色×ブルーのコーデ実例
1. デニムなら簡単に反対色コーデが作れるデニムなら計算要らず!
2. 春夏ならカゴバッグも◎
季節感も出せる便利なカゴバッグ
3. 大人っぽい印象のグレージュのバッグ
大人っぽい印象になれるグレージュバッグ
いかがでしたか? 反対色コーデテクニックを洋服とバッグの色を例にとって解説しましたが、もちろんこの限りではなく洋服のトップスとボトムス、ボトムスとシューズなどでも反対色コーデは作ることができます。意識的に取り入れ、品よく洗練されたコーディネートを目指しましょう!