JR東日本が30周年記念切符発売
何か節約をしたいと思ったら、旅行や日常生活での交通費は大きく節約できる重要な支出項目の一つです。極端に言うと、旅行しなければ移動しなければ交通費はかかりませんが、旅行のない生活は楽しくないですし、移動のない生活は非現実的です。であれば、旅行しながら移動しながら如何に交通費を節約できるかが大事になってきます。以前、実体験!LCCで国内旅行が賢く節約できた!で書いた飛行機に続いて今回は鉄道の節約についてです。JR東日本30周年記念パスでお得に旅行ができる!
今年、JR各社が1987年の設立から30周年になり、お得な切符がいくつか発売されています。その中で特に気になったのがJR東日本の「JR東日本30周年記念パス」です。主な特長は下記の5つです。
- 切符代が安い(大人13,000円、小児3,000円)
- 乗り放題である
- 東京から青森まで行ける
- 有効期間が3日もある
- 特急券を買えば新幹線にも乗れる.
切符代は大人13,000円、小児はたったの3,000円です。参考までに通常料金を調べてみました。東京から新青森まで新幹線で移動すると、片道運賃10,150円、指定席特急券が7,400円になります。つまり片道17,550円往復だと35,100円かかります。記念パスだと新幹線を利用しても27,800円(13,000円+指定席特急券7,400円×往復)で済みます。
単純に往復するだけなら他の割引切符(お先にトクだ値等)とあまり差がないかもしれませんが、小学生には大きな差があります。通常大人の半額に設定されている小児料金が、記念パスは1/4程度に設定されています。子どもなら新青森往復が10,400円(3,000円+指定席特急券3,700円×往復)で可能ですし、節約して一部区間は普通列車に乗れば1万円を切ることも可能です。
遠方なら単純に往復するだけでもお得ですが、この記念パスは乗り放題なので、いろいろな場所へお得に行くことができます。青森と秋田へ行って仙台に寄り道してから帰るようなこともできるので、旅の楽しさが広がりそうですね。
下記に他の割引切符との比較をしていますが、30周年記念パスは乗り降り自由なエリアが広く、有効期間が3日もあり、新幹線を使って(別途特急券が必要)早く移動することもきます。これなら単に行って帰ってくるだけでなく、現地で十分に旅を楽しむこともできそうです。
実は、このJR東日本30周年記念パスは利用日がかなり限定されていて、7月下旬の特定日しか使えません。そこで類似する割引切符がないか調べてみました。下記にそれぞれの主なポイントをまとめてみました。
青春18きっぷは鉄道ファンでなくても知っている有名な割引切符です。1日あたり2,370円で日本全国乗り放題なのが魅力的ですが、新幹線は使えないので、遠くへ行くなら普通列車での長時間移動が必須です。列車に乗ること自体が大好きな人に向いています。
週末パスは30周年記念パスと同じく新幹線にも使えるので、遠くまで移動しやすいです。30周年記念パスよりも安価ですが、青森までは行けず、有効期間も1日短い2日間となっているので、旅の目的によって使い分けてみると良いかもしれません。
北海道&東日本パスは遠く北海道まで行けて、大人は30周年記念パスより安く7日間も有効なのが魅力的です。しかし、新青森と新函館北斗の間しか新幹線を使えないので、他は普通列車に乗ってひたすら移動することになります。体力に自信があって、時間の余裕もある人に向いています。
30周年記念パスは7月21日から7月31日まで僅か11日間しか使えませんが、しっかりと準備していけば安くて楽しい、充実した旅行になりそうです。
夏に向けてこまめにチェックしよう!
子どもと列車で旅をするのはとても楽しい!
※記事で紹介した各割引切符の詳細については、JR東日本のホームページや駅等で直接確認して下さい。
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