家計簿・家計管理/食費、水道光熱費、レジャー費など変動費の削減

お得に旅をするために旅行積立を始めよう

初めから旅行が目的でお金を貯めるのなら、より効率よく貯めることのできる、旅行積立がお勧めです。銀行に預けるよりもお得に運用できますよ。

飯田 道子

飯田 道子

金運アップ、ポジティブお金術 ガイド

ファイナンシャルプランナー(CFP®)

金融機関勤務を経てFP資格を取得。 各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。 どの金融機関にも属さない独立系FPです。

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旅行積立のメリットとデメリット

旅行をするときは、事前に行く時期や予算を考えて出かける人も多いのではないでしょうか。そのような人なら、旅行会社の積立を利用して旅費を事前に準備してみてはいかがでしょうか? 

お得な旅行積立を利用する。

一定のタイミングで旅行に行く、お得に旅費を貯めたい、お気に入りの旅行会社があるのなら、お得な旅行積立を始めてみてはいかがでしょうか?


その他に旅行券を購入して、ツアー代金を割り引いてもらうと言う方法もありますので、代金を支払う前にひと手間をかけることでお得な旅をすることができるようになります。

銀行へ預けるよりもお得な旅行積立

JTB、日本旅行、JAL等、大手旅行会社や航空会社では、積立商品を販売しています。旅行積立という商品であり、いずれの会社でも毎月積立コースと一時払いコースが準備されています。

JTBの場合には、毎月積立コースの最低積立金額は5,000円以上、2,000万円まで。一時払いは最低30,000円から2,000万円まで。積立および据え置き期間は12カ月から60カ月となっています。会社によっては、最低積立金額が3,000円というところもありますので、手軽に始めることができますね。これらの積立商品の最大のメリットは、銀行に預けておくよりもサービス額率(利息)が多く貰えるということにあります。

たとえば日本旅行の場合、毎月積立コース12カ月以上で1.75%、一時払いコースでは2.0%ものサービス額率がつくことになっています。現在、銀行の積立定期の金利は高いもので0.1%から0.15%程度ですので、その差は歴然としています。

一方、この商品の最大のデメリットは、たとえ満期を迎えても現金で払い戻しを受けることはできずにポイントもしくは旅行券でしか受け取れないという点になります。

利用する場合にも積み立てた旅行会社のパッケージツアーや手配旅行、国際航空券等に限られてしまう。一定期間利用しないと積み立てた権利が失効してしまうという商品もありますので注意が必要です。

以上のメリットとデメリットを踏まえていくと、特定の旅行会社、予算、旅行の時期が明確に決まっている人にとって、旅行積立は最適な積立方法だと言えるでしょう。

旅行券でお得に旅をする

各旅行会社や航空会社の旅行券が金券ショップで売買されていることはご存知でしょうか? この旅行券は、主にギフト用の旅行券として旅行会社が販売しているものなのですが、不要な人から金券ショップが買い取り、販売しているものになります。

金券ショップにもよりますが、さまざまな会社の旅行券が販売されており、額面額よりも安い金額で販売されています。つまり、旅行券を購入してパッケージツアーの代金を支払えば、実質的に割引を受けられることになるのです。

旅行券で申し込んだ場合のおつりは基本的に旅行券で戻されるのですが、取扱いのない金券額未満のおつりは自動的に現金で返還されるのもメリットであると言えるでしょう。旅行券の場合にはツアーを決めてから購入すれば良いので、サービス額率は低くなりますが無駄はありません。

旅行は、計画してから出かけて帰ってくるまでが本当の意味での旅行です。少し面倒に感じるかもしれませんが、ちょっとしたひと手間を忘れなければ、お得な旅をすることは可能なのです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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