うまくいくか? 京都府立大の監視システム
学校裏サイトで行われるネットいじめを食い止めるために、京都府立大の研究グループが、学校裏サイトの監視システムを開発したと発表しました。これは現在ある学校裏サイトの状況をシステムで監視し、個人の誹謗中傷などにつながる言葉が見つかったら、それを検出するというものです。検出されたら、学校や委員会に通報して対処。ただ日本語には「当て字」というものがあり、当て字にどこまで対処できるのかが、このシステムの課題になります。たとえば「名無し」を「774」と数字で当て字にした場合は、「名無し」という言葉で検出するよう設定していた場合でも、利用者がそれに気付いたら「774」と当て字にして回避する可能性があります。
ネットの世界は日進月歩なので、今後もどんどん内容をアップデートしていかないと、このシステムはネットの進化には追いつけません。しかしながら、どんな形であれ学校裏サイトの問題に対処しようとしていることは、大きな意義を持つと思います。