学校裏サイトとは何か

現代の子どもたちは、生まれた時点でインターネットがある環境で育つ

現代の子どもたちは、生まれた時点でインターネットがある環境で育つ

現在全国に3~4万件存在すると言われる学校裏サイトとは、ある学校に関する話題を話し合うために作られた掲示板などのこと。掲示板の中でも学校側が立ち上げた公式サイトではなく、通学する生徒の誰かが立ち上げた非公式のサイトのことを、学校裏サイトと呼びます。実際に「ウェブサイト」と呼ぶほどのコンテンツ(掲示板の他にブログなどいろいろなコンテンツが含まれるのが一般的なウェブサイト)はなく、掲示板だけの小規模なページである場合がほとんど。

学校裏サイトの中には、有名な巨大掲示板の中に立ち上げられたスレッドなど(誰でもアクセス可能)も含まれますが、実際にはそのすそ野はかなり広がっていて、携帯のみでしかアクセスできないページや、パスワード設定があって関係者の生徒しかアクセスできないページも数多く存在していると言われています。

暗い影を落とす「ネットいじめ」の問題

学校裏サイトといっても、その大半は普通に子どもたちがおしゃべりをしているだけで、特に問題が起こっているわけではありません。しかし、一部のサイトで、いわゆる「ネットいじめ」が行われているため、それが子どもたちの世界に暗い影を落としています。

ネットいじめとは、掲示板上で特定の人をあげて、その人に対する誹謗中傷を書き込む行為。K・Tなどイニシャルで書いているだけならまだいいのですが、酷いケースだと実名で悪口を書き込んでいる場合もあります。酷いケースになると被害にあった子どもが自殺にまで至ることもあり、両親や学校としては、こういった行為をやめさせたいと思うのは当然のことでしょう。

しかし、学校裏サイトは子どもたちだけの秘密コミュニティなので、大人が見つけにくいという問題があります。昔は、大人が知らない自分たちだけの「秘密基地」を町中に作っているものでしたが、現代ではそれがネット上に移ったことになります。