運命の人の定義とは?
ドキドキしないのは運命の人だから?
「運命の人とは一目見たらビビッとくる」……というわけではないという記事を以前の記事にも書きました。他にも世間に存在する通説で、筆者が違うのではないかと感じることをお伝えします。
まず筆者は「運命の人」を、
- 心も身体もピッタリ! 互いに深く愛し愛される関係
- 互いに尊敬し影響し合い視野が広がり精神的に大きく成長できる関係
- 驚くほどの共通点や共通の価値観を持っている
と定義していることを、お伝えしておきます。
運命の人=白馬に乗った王子様のような「一方的に幸せにしてくれる男」ではないと筆者は考えます。運命的な関係を築いてきたカップルは互いに協力し支え合っているからです。
<目次>
ドキドキしないのは運命の人だから? 好きでもドキドキしない恋愛
よく「恋はいつか愛に変わる」とも云いますが、筆者は、運命の人の場合は「恋」と「愛」の共存というイメージですよく「恋はいつか愛に変わる」とも云いますが、筆者は、運命の人の場合は「恋」と「愛」の共存というイメージです
スピリチュアル系に突出した方のなかには、「ドキドキ」や「性的なつながり」がある時点で、それは魂のつながりではない……という説を唱える方もいらっしゃるようです。確かに、筆者の知る「運命つながりのカップル」のうち数組は、性的な面での課題を抱えるカップルもあります。
「正解」は一つではなく、いくつもあるのではないでしょうか。
筆者も見えないものを信じますが、それは「空気」「感情」「想い」など、大切なものは目に見えないものが多いことが理由の一つ。スピリチュアルなことは詳しくありませんが、精神世界や宇宙って、もっと崇高で区別をしないものなのではないでしょうか。「枠」を決め「分別する」という行為って、むしろとても人間的な気がします。
運命の人との出会いは偶然じゃない
「運命の人なら、出会った瞬間、ビビッと感じる」という通説がありますが、それは違うという説も多く存在するようです。筆者もほとんどビビッときたことがありません。「偶然によく会う」も個人的には「そうでもない」と感じます。一度限りの「偶然の再会」なら聞いたことがありますが。例えば、「あの人とよく目が合う」から「あの人も私を好きなのでは」……という話を聞くことがありますが、こちらが必死で見ているから目が合うわけですよね。「偶然の出会い」も似ているかもしれません。それに、偶然を装って「運命の出会い」作戦を試みる人もいますよね。
「偶然」という意味では、以前の記事にも書きましたが、時期は重複していないものの過去に同じ土地に住んでいたことがあるとか、親の誕生日や職業が一緒(似ている)とか、不思議と共通点を感じることは確かにあります。
例えば、筆者の場合、前夫の名前と、現在の夫の名前(ファーストネーム)が、偶然、同じです(漢字は一字違う)。世の中にはたくさんの名前があるのに不思議ですよね。前夫をまだ許せていなかったら、彼とも仲良くなれなかった可能性を考えると、神様に試されていたのかもしれませんね。苗字がまったく同じという運命カップルもいますよ。
運命の人との恋愛は周囲が応援してくれる?
これも「そうとは限らない」と筆者は思います。理解されない関係であることもあります。例えば、年の差があったり、どちらかがバツイチ子持ちだったり、親同士が敵対している関係だったり、どちらかが既婚者であることすらあります。これは判断基準にはしないほうがよさそうです。逆に、周囲が応援してくれるがうまくいかない関係もあるものです。運命の人がいれば他に好きな人ができたり、ドキドキしない?
これも微妙なところです。運命の人と出会うと、他の人と比較して迷うことは確かになくなります。ダントツに魅力的だからです。「もっといい人がいるかもしれない」という気持ちは消えます。「パズルの最後のピース」がハマったような不思議な達成感を感じるかもしれません。とはいえ、つきあっていくうちに、揉める時期もあれば、別の魅力的な異性に誘惑されることもあるわけで、「浮気する気」が皆無という状態になれるかどうかでいうと性格にもよるのではないでしょうか。ただ、積極的に他の人を求めることは確実になくなります。
運命の人とは考え方が同じ?
これも「そうとは限らない」ものです。運命的なカップルには大きく分けて2つのパターンがあります。考えも価値観もそっくりでバイオリズムも似ている二人。「価値観」や「目指しているもの」はそっくりだが「考え方」が正反対で両極の二人。前者が、この「考え方が同じ」という説にあたると思います。「共感」という意味では非常に満足度が高い関係ですが、バイオリズムも似ているため、二人とも調子がいい時期にはうまくいくものの、二人ともが調子が悪いときをどう乗り越えるかが問題です。
後者の場合「考え方」は異なります。「異なる部分」に惹かれ「異なる部分」に悩まされます。最初の3年ほどはたくさん喧嘩もしますが、「異なる考え」を受け入れていく過程で、長所と短所が互いにどんどん中和され、大きく成長できるのがポイントです。
バイオリズムも異なり、どちらかがうまくいくと、もう一方が不調の場合があり、サポートし合う必要があります。そこに「愛」があれば、互いに強力な絆で結ばれるのです。筆者はこのカップルによく出会います。
大切なのは「運命の人」の情報に惑わされ過ぎないこと。条件が合わないから運命の人ではないとも限りません。
相手の気持ちは、占いや相性診断で勝手に決めるのではなく、ちゃんと相手に確かめて。そして、もし仲良くなれたとして「関係を育む」ための努力は惜しまないこと。その先に、「やっぱり運命の人だった」と実感できる深いつながりが生まれるのではないでしょうか。
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