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スーツケースの機能別おすすめブランド8選

国内、海外、店やネットにあふれるスーツケースブランドの中から「何を選んだらいいのか」と。悩んでいる方に、旅のプロが機能別におすすめブランドを厳選しました。軽さで選ぶなら、容量の大きさなら、音の静かさなら......など、あなたのこだわりをかなえる人気のブランドをご紹介します。

三田村 蕗子

執筆者:三田村 蕗子

航空券・飛行機ガイド

スーツケースの機能別おすすめブランド

プロがおすすめするスーツケースは?

プロがおすすめするスーツケースは?

スーツケースの売り場やネットの専門店には、たくさんのブランドが氾濫しています。人気のブランド、有名なブランド、ファンの多いブランド。国内、海外合わせて数多くのブランドが乱立している中で、何を選んだらいいのか、何を基準に絞り込んだらいいのか目移りしてしまうという人も多いのではないでしょうか。

ブランドを選ぶ際のポイントは、どんな機能を必要としているのか、優先事項をはっきりさせることです。それぞれのブランドには持ち味があり、強みとしている技術や得意な領域があります。自分がスーツケースに求める機能や優先順位を明確にすれば、おのずとブ覃ンドは絞り込まれます。ここで機能別におすすめのブランドをピックアップしてみました。

<index>
  1. 軽さで選ぶなら
  2. 軽快に移動できる
  3. 音の静かさが第一
  4. 立てたまま中のモノを取り出せる
  5. ターンテーブルでピックアップしやすい
  6. 使わないときには折り畳みたい
  7. 座れる耐久性と機能性を求めたい
  8. 大容量のソフトケースなら

1.軽さで選ぶなら「ゼログラ」

最近は、持ち込みでも機内預け入れでも、スーツケースの重量制限が以前よりもシビアになりました。しかし、スーツケースが軽ければ、それだけ中にモノが入れられます。できるだけ軽いスーツケースがほしい--! そんなニーズに対応して、多くのブランドがスーツケースの軽量化に力を入れています。
ゼログラ

ゼログラ46cm機内持込可能サイズ


その中でオススメしたいのが、シスレのブランド、ゼログラです。ゼロ・グラビティ(無重力)からネーミングしたブランドだとあって、その軽さは驚異的。機内持ち込みサイズの40リットル容量タイプ(ZER2008-46)の重さは2.3kgしかありません。売り場で持ってみたら、「指一本で持ち上げられる軽重量」というキャッチコピーを実感できるはずです。
キャスター

信頼性の高い日乃本錠前のキャスターを使用


中にモノをぎっしり詰めても、変わらずスムーズに移動できる点もいい。グリップも柔らかく持ちやすいです。価格も2万520円(税込み、容量40リットル)とお手頃なので、購入前の敷居も低いのではないでしょうか。とにかく一度お店で実物を持ってみることをおすすめします。

 


2.軽快に移動できる「プロテカ」

旅行中、スーツケースを引いて移動するシーンは意外に多くあります。でも、いつも道がまっすぐ滑らかで移動しやすいとは限りません。狭い道でもじゅうたんの上でも、スーツケースの移動でストレスを感じたくない。そんな人にオススメしたいのが、エースのブランド、プロテカのフリーウォーカーDです。
軽やかな走行性

軽やかに走行できるフリーウォーカーD


大型ホイールを採用しているので、多少段差があっても、そう滑らかでない絨毯であってもノープロブレム。

2輪タテ走行

2輪タテ走行も楽々


このフリーウォーカーDのもっとも優れている点は、4輪走行や2輪ヨコ走行だけでなく、2輪タテ走行も楽々できる点。狭い場所をくぐり抜けたいというときには最適なのです。つまり、広い場所でも狭い場所でもがたがたとした道でも、スムーズに移動できるということ。

手元のスイッチでカンタンに固定できるキャスターストッパーがついているのも便利です。これならスーツケースが暴走する恐れもありません。

自由自在にスーツケースをコントロールできれば、旅の工程のストレスが減ることは間違いなし。走行性にこだわる方にオススメのブランドです。

 


3.音の静かさが第一「フリクエンター」

スーツケースを移動させる時のガタガタ音、いやですよね。もっと静かにスーツケースを引きたいという方は、一度ぜひ、エンドー鞄のFREQUENTER(フリクエンター)ブランドを体験してみてください。音の静かさにきっとびっくりするはずです。
FREQUENTER

静音性に優れたFREQUENTER


FREQUENTERの静音性が高いのは、特許を取得した特殊構造のタイヤを採用しているため。一般的なタイヤと比較すると振動を70%削減しているため、スーツケースを引くときのあのイヤな音が少ないのです。特殊タイヤの交換キットも揃っていて、自分でカンタンに交換できるようになっているのも◯。
フロントルーム付?

フロントルーム付きは便利


横型や、PCなどを収納し、取り出しやすいフロントルームがついているタイプも揃っています。フロントルームからメインルーム(本体)の中身が取り出せるような作りになっているタイプは重宝しますよ。


4.立てたまま中のモノを取り出せる「フライトワン」

ホテルの部屋が狭いと、スーツケースを開いて、中のモノを出すのも一苦労。こんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
Roll-Away

立てたまま中のモノを出し入れできる


そんなときに便利なのが、アメリカのブランド、FLIGHT 001(フライトワン)のRoll-Awayシリーズです。
タンス構造

内部はタンスのような構造


フタの部分に織り目がついた独特な形状になっているので、バッグを少しだけ開けて中の荷物を好きな時に取り出すことができます。バッグの中がタンスのような構造なのです。

これならホテルの部屋が狭くても、モノの取り出しもカンタンです。中の仕切りは取り外し可能なので、自分が取り出しやすい位置に荷物を置いておけば、後の作業も楽々。よく考えられた創意工夫だと感心します。

FLIGHT 001には、このほかにも、使用しないときにはお部屋のインテリアにもなりそうなコンテナタイプのCargoシリーズなど、デザイン性やアイデアに優れたスーツケースがラインナップされています。他とはちょっと違うスーツケースを探す際にうってつけのブランドです。

 


5.ターンテーブルで引き取りやすい「イーグルクリークORVトランク」

ターンテーブルで流れてくるスーツケースをピックアップする際に苦労したことはありませんか? 荷物がぎっちりと詰まった状態で流れてくると、自分のスーツケースをさっと引き出すのはそうカンタンではありません。
EagleCreek

取っ手が多いのでピックアップしやすい


でも、アメリカのアウトドアブランド、EagleCreek(イーグルクリーク)のORV トランクなら大丈夫。キャスターがついている下部以外にはすべて取っ手がついているので、引き出しやすいからです。どこをつかんでもいいので、飛行機の座席の上にしまったり、取り出すときにもとっても便利。
内部構造

強度のある生地を使用。中は仕切りなし


アウトドア仕様なので、耐久性や機能性も抜群です。フロントパネルが大きいので荷物を一気に収納しやすい上に、ポケットも豊富。2輪キャスターもついています。タフに使ってもへたれない。アウトドアギアならではの優れた機能は、アウトドアだけでなく、どんな旅行にも向いていると思います。



6.使わないときには折り畳みたい「イーグルクリークECリンクシステム

トラベルギアは、使わないときには困りモノ。スペースを取るので置き場所に困るという方も多いはず。もしカンタンに解体できて、かつ必要なときにはカンタンに組み立てられる旅行カバンがあったら。そんな願いを形にしてくれたのが、イーグルクリークのECリンクシステムです。
ECリンクシステム

分解も組み立てもカンタンなECリンクシステム


たった3つのステップで分解と組み立てが可能で、使用しないときには小さな袋に収納できます。容量は43、62、74リットルの3タイプ。43リットルなら機内持ち込みも可。重さも約2kgと軽量です。バックパック風のデザインですが、2輪キャスター付きなので使用時の移動もカンタンです。
強度のある生地

強度のある生地を使用。中は仕切りなし


軽くて持ち運びが楽で、しまうときにも場所を取らない機能は特許出願中なのだとか。メインのスーツケースのサブバッグとして持っていくのも良さそうですよ。

 


7.座れる耐久性と機能性を求めたい「ズーカ」

空港で搭乗を待つとき、旅行先でバスや電車を待つときなど、旅行中には案外、スーツケースを持ったまま「待つ時間」が多いものです。
Z?CA

座っても平気なスーツケース


そんなときにちょっと腰掛けられたら楽なのになあと思ったことはないですか。アメリカのブランド、ZÜCA(ズーカ)なら、上に座っても問題なし。アルミ合金フレームを採用しているので、腰掛けても136kgまでならOKです。
専用ポーチ

専用ポーチで機能的に収納できる


ZÜCAの良い点は、「座れる」機能ばかりではありません。ZÜCA Pro TRAVELには、4種類5個のポーチとTSAポーチ(機内に手荷物として液体物を持ち込む際に必要なポーチ)がついているので、効率よく機能的に荷物を整理することができます。

ポリウレタン製の大型ホイール搭載だから、静かにスムーズに引くことができる点もメリットの一つ。日本だけで販売しているJapan Editionには付属のトラベルカバーがついているので雨のときにも安心です。

機内持ち込みサイズで重さ4.2kgは、決して軽いとはいえませんが、個性的で機能的、疲れたら座れることもできるスーツケースを探している方にはぴったりです。空港での注目度が上がりますよ。

 


8.大容量のソフトケースなら「エスケープ」

ソフトケース、ハードケース、それぞれにメリット、デメリットがありますが、ハードケースの大きなデメリットの一つが、両開きのため、ホテルの部屋でそれなりのスペースが必要となること。でも、大容量のスーツケースを求めようとすると、そのほとんどがハードケースです。
大容量のソフトケース

大容量かつ機能的なソフトケース


容量が大きく、それでいて使いやすいソフトケースはないものかと探しているときに知ったのが、シフレのエスケープブランドのソフトケースです。
前面のポケット

前面のポケットも機能満載で使いやすい


YU1800TSシリーズは、容量が異なる4つの商品で構成されていますが、もっとも容量が大きなYU1805TSはなんと約138リットル。外側前面にはペンホルダーやカードホルダーがついたポケットがついていて、ちょっとしたモノの出し入れには便利です。フタ側の2カ所にストッパー付きキャスターがついているので、ストッパーを効かせた上で手で押さえておけば、スーツケースが不用意に転がる心配もありません。

デザイン的には地味ですが、機能が充実したスグレモノ。いつも旅行に持っていく荷物が多い人、旅行先でたくさん買い物をしたい沐はハードケースばかりに目を向けず、ソフトケースを検討してみては。YU1800TSシリーズは有力な選択肢です。

 

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