株・株式投資/日経平均株価の動向を専門家がチェック

じれったい展開の続く日経平均、いつ上抜け?

日経平均は16年12月下旬以降、1万9700円から1万8700円程度の1000園内のレンジで推移が続いています。いったいこのじれったい展開はいつまで続くのでしょうか?今後の日経平均の動きを予想します。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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じれったい展開の続く日経平均、いつ上抜け?

じれったい展開の続く日経平均ですが、徐々に上抜けの圧力は高まっているように見えます

じれったい展開の続く日経平均ですが、徐々に上抜けの圧力は高まっているように見えます

日経平均は16年12月下旬以降、1万9700円から1万8700円程度の1000園内のレンジで推移が続いており、かれこれ3ヶ月になろうとしています。もっとも、これは日経平均だけでなく、米国の長期金利やドル円為替レートなども同じような推移となっています。これはつまり、トランプ大統領決定後に、期待感から大きく急騰し、調整をしている最中であるということが言えると思います。

6月末の底を起点に下値支持線を引いてみると、調整はもう少し続いても不思議ではなく、現在の調整はある意味、堅調な調整とと言うこともいえるのではないかと思います。
日経平均は健全な調整!?

日経平均は健全な調整!?

徐々に上に突き上げる圧力は高まっている

ただし、3か月間ほど何も動いていないという事になるのですが、右に進むにつれて上へ上へと突き上げる圧力は強まっているように思います。たとえば、3月13~17日の週も円高で下げたとはいえ、1万9,500円台で踏み止まっています。

以前なら1万9,000円近くまで下げていたものですが、次第に下げ位置が上へと切り上がってきている様子です。FOMCやオランダの選挙、日本や英国、スイスなどの中央銀行の金融政策決定会合といったイベントを通過した今後こそ、企業業績や経済改善というファンダメンタルズを反映し、上抜けにトライして行って欲しいところです。

上抜けを期待している投資家には忍耐を要する局面ですが、ここは上抜けを信じて待つ以外にないように思います。ビッグイベントは通過してしまいましたが、そうした材料のない状況で、案外相場は動きだすことも十分にあります。

参考:日本株通信

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