株式戦略マル秘レポート/横山利香の「儲かる株価チャートの法則」

地政学リスクで進む円高。いくらになる?

北朝鮮によるミサイル発射や、米国のトランプ大統領によるFBI長官の電撃解任等によって、地政学リスクが高まっています。そのため、リスクオフから円高進行中ですが、いくらまで円高が進行するのでしょうか。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

  • Comment Page Icon

金融市場は地政学リスクの高まりとともに不安定な状況

北朝鮮によるミサイル発射や、米国のトランプ大統領によるFBI長官の電撃解任等、2017年の金融市場は地政学リスクの高まりとともに不安定な状況を強いられています。

一般的に、リスクオフ(リスクを回避)の基調が強まると、円が買われる傾向にあります。米国の大統領選挙を機に反転したドル円相場でしたが、最近のマーケットには不安要因が多いためか、円高ドル安が進行しています。

地政学リスクの高まりとともに、今後ドル円相場がどう動くのか、気になっている人も多いかもしれません。ドル円相場が今後どう動くのか、考えてみました。

ドル円相場の現状を確認しよう

ドル円相場の日足チャートを見てみましょう。
1

会社四季報オンラインより


2016年11月に行われた米国の大統領選挙を機に、1米ドル118円台までドル買いが進行しましたが、現在は1米ドル111円台と円が買われていることがわかります。

今後の動きを予測するには

価格の動きを考える時には「フィボナッチ数列」を使って計算します。

フィボナッチ数列とは、1を黄金分割「0.618:0.382」した数字のことを言います。ピラミッドやペンタゴン(米・国防総省)、タバコの箱等がこの比率で作れていて、多くがフィボナッチ数列と関連しています。

例えば、為替や株価が動いた場合、その動きに対してどの程度戻るのか、押すのかを計算する時に使います。

フィボナッチ数列で計算してみよう

ざっくりと計算してみましょう。ドル円の高値118円から、安安値99円。幅は19円です。この19円に3つの数字を掛けます。そして、基点となる安値もしくは高値から計算します。

118-(19×38.2%)=110.7円
118-(19×38.2%)=108.5円
118-(19×38.2%)=106.2円

すでに110円台は達成されていますので、残りの二つの数字になるのかという所ですね。今後の動きに注目ですね。

ちなみに、株式投資の格言に、「半値戻しは全値戻しにつながる」があります。2分の1が達成されれば全部戻る可能性があるという意味です。ですから、株価の動向を考える際には、これらの数字を使って計算することで目安の数字がわかりますから、参考にはなるかもしれませんね。


※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。

◎2017年5月29日(月曜夜)サンワード貿易社様にて無料の投資セミナー開催が決定!【無料】

★毎週日曜日、株式市場をチャートで分析したメルマガを配信中。手に入れたい方はコチラから登録ください!【無料】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます