相手が既婚と知らずに長くつきあうケースとは

自然な出会いでつきあって、そのまま知らずに過ごしてしまうこともある

自然な出会いでつきあって、そのまま知らずに過ごしてしまうことも確かにある

福岡県警の巡査部長が、既婚であることを隠して女性と交際。披露宴の席で新婦の親族に問い詰められて初めて、既婚だと白状したというニュースがあった。
言い出せずにずるずる流されてしまったのだろうが、「こんな話、あるの?」と巷で話題になっている。


携帯番号とLINEがあれば……

確かに言い出せないままに披露宴までおこないかけたケースは初耳。ただ、実際には何年か相手を独身だと思ってつきあっていたというケースは聞くことがある。

アオイさん(34歳)は、3年前、同い年の彼と知り合い、交際に発展した。

「ナンパだったんですよ。30過ぎてナンパされるとは思ってもいなかった。ただ、ちょうどそのとき前の彼と別れたばかりで、ものすごく暗い顔をして歩いていたんだと思う。彼は『元気ないねぇ』と昔からの顔見知りみたいに話しかけてきたんです。それでふっと心を許してしまった」

仕事が休みだった平日の昼間。彼に誘われるままにお茶を飲み、お互いに自分のことを話したのだという。

「彼も私も北関東の出身で、なんと同じ県、同じ市だということがわかって。盛り上がっちゃいますよね。今住んでいる場所もそれほど遠くなかったし、職場も意外と近かったので、じゃあ、今度は仕事帰りに飲みに行こうということになりました。彼も私も土日が休みという会社員ではなかったので、仕事の話もたくさんしました」

携帯の電話番号やLINEを教え合って別れた。彼からはマメに連絡があった。

「一週間後、ふたりで飲みに行きました。それから週に2~3度は会うようになって。2ヶ月後にはエッチも。彼は弟と一緒に住んでいて、弟の友だちが居候もしていると言って、ひとり暮らしの私の部屋によく来るようになりました」

彼が車を出してくれてドライブに行くこともよくあった。

「たまにはあなたの部屋に行ってみたいと言ったこともあるんですが、居候もいるし部屋も汚いから……とすまなそうな顔をするんです。彼のそんな顔を見たくなくて、いつしか彼が私の部屋に来るのが当然になっていきました」

つきあいが続くうち、彼女は結婚を意識するようになった。彼も「タイミングを見て一緒になろう」と言った。


あとから考えればおかしな点が

彼の詳しい住所や家の電話番号などを知らなくてもつきあっていくことができる。

彼の詳しい住所や家の電話番号などを知らなくてもつきあっていくことができる。

つきあって2年ほどたったころ、アオイさんは子どもがほしいと思うようになった。

「いつごろ結婚する? 私、あなたの子どもがほしい」

彼女はごく自然にそう言った。するとごく自然に返ってきた言葉は、

「いや、オレ、もういるからいい」

アオイさんはひっくり返りそうになったという。

「そこで初めて、彼が『ごめん、どうしても言い出せなかった。アオイと別れたくなかったから……』と既婚であると打ち明けたんです。そうだったんだ、で流せる話じゃありませんからね。彼、29歳でできちゃった結婚をしていて、私と知り合ったときは2人目の子が生まれる寸前だったようです。家にいるのは弟じゃなくて妻子だった」

もちろん、おかしいなと思うことはあった。

「考えたら、私、彼の友だちに会ったことがないんですよね。彼は友だち少ないし、私と会うときはふたりきりがいいと言っていたので、それを信じていたところもあったけど。私の友だちにもあまり会いたがらなかった。ただ、ふたりで外を歩いたりするのは平気でした。よくベタベタくっついて歩いていたけど、たまたま誰にも見つからなかったんでしょうね。
あ、でも一度だけ、私が六本木でライブを聴きたいと言ったら嫌がったことがありました。白状したとき聞いたら、六本木は彼の奥さんの友だちが店をやっているんだそうです。だから避けたかったんでしょう」

アオイさんは、「どうしても別れたくない。いつか離婚するから」と泣きながら言う彼を振り切ることができず、それから一年あまりつきあっていた。

「ただ、一度ばれると、彼のほうは開き直ったのか、『今日は子どもの保育園に行かないと』とか『子どもを連れて遊びに行く』とか、おおっぴらに家庭を前面に出すようになってきた。私が不倫でもいいと思っていると判断したんでしょうね。結局、数ヶ月前に別れました。今は体に穴があいたような気分です……」


住所を知らなくてもつきあっていける

今はスマホがあり、いろいろな方法で連絡がとりやすくなっているので、彼の詳しい住所や家の電話番号などを知らなくてもつきあっていくことができる。アオイさんも、彼の住所をずっと知らなかったのだそうだ。

「最寄り駅くらいしかわかってなかった。年賀状を出したいから住所を教えてと言ったこともあったけど、『オレ、年賀状出さないし、カウントダウンは一緒にいようよ』と言われて、なんとなく住所を聞きそびれたこともありましたね」

カウントダウンを一緒に過ごして、彼は妻から疑われなかったのだろうか。

「詳しくは言えないんですが、彼は年中無休の仕事なんです。かなり時間の自由も効くので、そのときは前日から夜勤をして、大晦日の昼頃うちに来て、元日の昼頃出ていきました。今になってみると、仕事に行ったのか自宅に戻ったのかわかりませんが」

今も彼を思って涙がでる夜があるとアオイさんは言う。しばらく忘れられそうにないようだ。


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