両対面式か背面式か
次に考えるべきはベビーカーのタイプ
次に考えたいのはタイプです。ベビーカーには様々なタイプがありますが、一番に考えたいのは、対面にもなるものがいいか、背面だけでいいか、ということです。
まずベビーカーには大きく分けて、両対面式と背面式があります。
両対面式は、ハンドルの向きを変えるだけで、対面としても背面としても使えるベビーカー。まだ腰が据わらず、寝ていることが多い赤ちゃんの様子を見守りたいときは対面で、赤ちゃんの腰が安定し、周りに興味を示すようになったら背面で使用するなど、時期に合わせて自在に変えられるメリットがあります。
両対面式のイメージ
背面式のイメージ
一方の背面式は、背面のみで使用するタイプ。対面にはできませんが、両対面式に比べ軽量で、コンパクトに畳めるモデルが多い傾向にあります。またハンドルと車輪が1本のフレームの場合、ハンドルの力がダイレクトに車輪に伝わるため、小回りが利いてキビキビと操作しやすいのもこちら。最近は生後1か月から使えるものも増えていますが、新生児期の安定感では両対面式のほうが優位です。ただ赤ちゃんが大きくなって重くなったときには、背面式の操作性のよさを実感するでしょう。
こんな人におススメ!
→新生児期の安定感を大切に、いつも赤ちゃんの様子を見守りたい人は両対面式、赤ちゃんの腰が据わり始めたら、アクティブにお出かけしたいという人は背面式
ベビーカー選び ポイントその2
両対面のラグジュアリーモデルか軽量モデルか
両対面式にしようと決めた場合、次に考えたいのが、どのグレードにするか、ということ。一口に両対面式と言っても種類が非常に多いため、ここも迷ってしまうポイントではないでしょうか。基本的に大型で多機能なラグジュアリーモデルには最新の機能が搭載され、赤ちゃんがゆったり過ごせる仕様となっています。もちろんママやパパにとっても便利な機能が豊富ですが、ネックになるのがその重さ。階段で持ち上げる、片手で抱っこして片手にベビーカー、といったシチュエーションでは辛いかもしれません。また価格も高くなりがちです。
そのため各メーカーでは、両対面式の軽量モデルにも力を入れています。といっても、必要な機能はきちんと搭載されているので、こちらでもじゅうぶん快適に使えます。何より"軽い"というのは、大きなメリットになります。一方のデメリットは、軽いぶんラグジュアリーモデルに比べてぐらつきやすく、操作性も多少落ちることがあります。なお軽量モデルの中でも、グレードが分かれている場合があるので、必要な機能が搭載されているか、チェックしましょう。
両対面軽量モデルのイメージ
こんな人におススメ!
→赤ちゃんにゆったり過ごしてほしいと考えている人、ベビーカー自体を持ち運ぶことが少ない人はラグジュアリータイプ、ベビーカーを持ち運ぶシーンが多い人は軽量タイプ
次のページでは背面式の特徴をご紹介していきます