藤嶋ひじりの恋愛コラム/藤嶋ひじりの恋愛情報

アラフォーからの出会いと距離感3つのNG

新しい出会いがあったとき、その人との関係をどう分類し、どう距離を取っていくのか、悩みどころですよね。正しい方法など、きっとありません。でも、やってはいけないことはあるのではないでしょうか。

執筆者:藤嶋 ひじり

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男女の関係を深めていこうとするときの悩み。それは、距離の取り方ではないでしょうか。年齢を重ねると共に、どんどん素直になれずに、気持ちを隠そうとしたり演じたりしてしまっていませんか?

ちょっぴり不器用なあなたに、距離の縮めるときのNGをお話しします。


【1】「恋愛対象じゃない」と距離を置く

名刺交換のご挨拶

第一印象で「恋愛対象外」と思ってしまうことはもちろんあります。でも、大切にすることはできるはずです

せっかくの新しい出会い、即座にジャッジしていませんか?

同性だったら「敵」か「味方」か。
異性だったら「恋愛対象」か「恋愛対象外」か。

「繋がって得することなんてないわ」「あぁ、この人、私に関係ないわ」と心でジャッジしたことは、想像以上に相手に伝わるものです。その小さな積み重ねが、ご縁を遠ざけかねません。

SNSなどをしているとわかると思いますが、友達の友達の友達の……と先をたどると、あちこちでつながりが見つかるはずです。

目の前にある関係を大切にできない人は、運命的な関係を引き寄せるのも困難。知り合った相手が恋愛対象じゃなくても、まず「友達」になってみる。その人に興味を持ってみる。

自分の血や肉となる経験や知識を、いただけることがあるかもしれません。そうやって異性、異年齢の友達を増やしていくと、どういう女が魅力的なのか知る機会が増えたり、人生相談に乗ってもらえたりするかもしれません。そして、その先に、素敵な恋の相手が見つかるかもしれないのです。

advice:どんな相手にもまずは「興味」を持ち大切にする。


【2】「相手の目」を気にして先回り

パーティーで出会う

誰のなかにも「女性性」と「男性性」の両方を持ち合わせているものですが、特に、出会いの場では、女性は「女性性」にフォーカスしがちです。でも、自分のなかにある「女性性」を押し殺したり、人の「女性性」にムッとしたりしないで。どちらにも優しさを向けてあげてほしいのです

人の目を気にし過ぎていませんか? 本当は「ちょっといいなぁ」と思う年下男子がいても、「こんな年齢で恋なんて恥ずかしい」「あなたに恋愛感情なんか持ってません」と言わんばかりに、いきなりタメ口。サバサバしたつもりの女性をよく見かけます。早く親しくなりたいからこそ、いきなりなれなれしい態度を取る女性も。どちらの理由にせよ、先回りして相手の気持ちを無視していることは同じです。

気になる男性がいわゆる「草食系」だった場合、自分から「恋愛対象外」に入ってしまうことになりかねません。

年を重ねてからの男女の関係は、少し距離を置いた「友達」から。女を前面に押し出して「私、まだまだ現役よ」というアピールをする必要もありませんが、最初から、そして、自ら、「恋愛対象外」に入る必要もないはずです。

いいなと思う男性には、最初は、年齢に関係なく敬語で。雰囲気は親しげ、かつオープンマインド。でも、言葉だけは「ですます調」で話す。大人の女としてのゆとりを演出できて、なおかつ、相手を立てていることにもなるので、彼も「大切に扱ってくれている」と感じられ、その後、よい関係が築きやすいのです。

「いきなりアネゴ」「いきなり奢る」はNGです。友達のままいくのか、恋愛に発展していくのか、ゆっくり様子を見てみても遅くはないはずです。

advice:関係性はゆっくりとお互いが決めていくもの。


【3】「もしかして私に気がある?」と先走る

乾杯する男女

出会いのゴールは「両思い」とは限りませんし、誰にも結末はわかりません。「うまくやろう」と思いすぎると、そこに執着が生まれ進みにくくなってしまいます

「こんなことを言われたんですが、私に気があると思いますか?」「彼の部屋に行くのは3回目。まだ泊めてくれないんですが、本当に気があるんでしょうか?」。といった相談をよくいただきます。

彼の言動で「占う」のはやめましょう。言葉を扱う仕事を20年以上してきましたが、言葉の使い方には個人差があり、「男は、こういうもの」と断定できるものではありません。

実際に、彼がどう思っているかどうかは、彼にしかわかりません。彼本人が自分の気持ちに気づいていない場合もあるものです。

早く答えを欲しがる人は、失敗したくない人。

でも、人生には失敗はつきもの。傷つかない恋愛なんてありません。傷ついたり、喜んだり、どちらもがあるものです。

春夏秋冬があるように、朝があれば夜もくるように、「育む」には、あったかさと寒さ、両方が必要なのです。いいことしかない関係なら、何か事件があったとき、実は、脆く儚い関係しか築けてなかったことに気づくでしょう。

「言葉」だけで「好きなんだ!」「好きじゃないんだ!」と決めつけずに、相手のことを「五感」で感じ取って

どうしてもわからないなら、自分の気持ちを伝えたうえで、相手の気持ちを教えてもらいましょう。勝手に結論づけないことが大切です。

個人的には「一人だけ部屋に呼ぶ」のは恋愛に発展する可能性大だと思います。気持ちを疑うよりも、彼のペースを尊重して。

advice:恐れる気持ちは誰にでもあります。「喜び」を手に入れたいなら「勇気」を持って。


まとめると「固定観念」「自己完結」がNGなのです。柔軟性を持ち、相手を尊重することが、大人の女の魅力になるはず。そのためには、経験・背景・文化の異なる人と交流して固定観念を取り払い、情報だけでなく「心」を通わせ、エネルギーが循環する日々を心がけましょう。

五感に自信がない人は、食生活を季節の野菜中心に。自然のなかに行ってみるのもいいでしょう。特に、自分の「女性性」を無視してしまいがちな人は、水のある場所に出かけたり、料理をしてみるといいといわれています。「女性らしい自分」にやさしい気持ちを向けてあげましょう。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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