2017年トレンド【4】:ユネスコ無形文化遺産登録で日本の伝統行事に注目
「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産登録を受け、全国に33ある国指定重要無形民俗文化財である祭礼行事に注目が集まりそう。登録直後に開催となった2016年の秩父夜祭は、土曜日開催の影響もありますが2日間で38万6千人と過去最多の人出を記録。33の祭事には「高山祭」や「京都祇園祭」など有名な祭りの他、登録を機にスポットが当たった祭事も多く、観光客が増加することで地方創世へも繋がりそう。また旅行者にとっても、グローバル化が進む中で、改めて日本のアイデンティティを見直し、伝統に親しむ貴重な機会となることが期待されます。佐賀県唐津市で11月に行われる”唐津くんち”。近くでみると大迫力
2017年トレンド【5】:ライフワークバランスを整える日常リトリート旅
旅といえば、ご馳走を食べて温泉に入り、観光をして……とハレの日のイメージがありますが、これからは日常のリトリートとして旅を活用する機会も増えるのではないかと予測。食事は特別に豪華でなくてよく、体に良いその土地のものを頂く、生活の不摂生を旅で見直す、日頃のストレスを開放する……日常の為の旅。2017年はプレミアムフライデーも2月から導入され、週末を利用した遠出もしやすくなります。日常生活を整える一つの手段としての旅が旅行者側の意識としても高まると考えます。ヘルスツーリズムなど健康を意識した旅も注目(撮影:村岡栄治 )