「早く結婚したい」……その本当の理由はなに?

「結婚」がしたい理由とは

経緯はどうあれ、脅迫されたり強制連行されたりしたのではない限り、「選択」したのはあなた自身

シングルマザーの私の周囲には、シングルマザーがたくさんいます。彼女たちのほとんどが「大好きな相手」と結婚したわけではありません。筆者自身の一度目の結婚もそうでした。では、なぜ結婚したのでしょうか? 

・早く実家から出たかった
・強引に迫られたから
・悪くない条件だったから


など、曖昧な理由で結婚した方が多いのです。

「結婚」をしたら人生が変わる。
なんとなく「結婚」してもいいかな。


……そう思っていたことがわかります。そもそも、育ってきた環境によって自尊感情が低く、「何かいいことがないかな」と受け身で生きてきた方も多いことから、結婚という大きな出来事で自分を変えようとしたことがわかります。

「結婚することで何か変わるんじゃないか」という考えは、厳しい言い方をすれば、自分の人生に対して、自分で責任を持っていないということ。

「幸せは誰かが運んできてくれるもの」と思っている可能性が高いのです。過去の筆者もそうでした。
 

「彼を選んだこと」に責任を持つ

好きな人と結婚する。

それは、簡単なようで意外に難しいこと。「好きな人」を選ぶことは、自分の感覚を信じ、「自分が一緒にいたい」と思い、その気持ちを尊重できたということです。「自分で選び、自分で決めたのだ」という自覚もできるはずです。

人生の選択の責任は、本来、いつも「自分」にあります。

この「自分が選んだ」という事実を直視できるかどうかが、結婚を持続させる鍵になると、筆者は考えます。

早く実家から出たかった人も、強引に迫られた人も、悪くない条件だった人も、最終的には自分で決断したことになります。でも、その事実から、目を背けてしまいがちです。

「言われたから結婚してあげたのに」
「幸せにするって言ってくれたのに」
と、相手任せ。

「自分から幸せになるんだ」という決意が足りません。むしろ、相手に合わせるのは得意ですし、おそらく受け止める努力はできるタイプです。でも、その「努力」は、本当に必要でしょうか。大切でしょうか。

「幸せ」も「二人の関係」も、本来は、二人で築いていくもの。育んでいくものです。どちらか一人ががんばる関係は、いつか壊れていくものなのです。
 

「好き」を選べない人は、自分を幸せにできない

瞑想する女性

自分が何を好きなのか。ゆっくり自分に聞く時間を

自分が誰を好きなのか、どんなことがしたいのか。この基準は、自身の「感性」に関係していますよね。何が好きで、何をしたいのか。どうありたいのか。そういった「自分の根幹」を無視する人は、自分自身を大切にできていないのです。

自分自身を大切にできない人は、選択を間違えがちです。「選択する」「決断する」という経験が乏しいとも考えられます。そして、周囲からどう思われるかばかり気にして、自分の感性や気持ちをおろそかにします。

そんな風に自分を大切にできない人は、「こうありたい」「こう生きたい」という指針も見失っているので、相手に振り回され、心身が悪くなってみて初めて気づくのです。

「こんなはずじゃなかった」

そう思ったときには、子どももいて自由に仕事を選べない状況になっていたりするものです。そこから人生を立て直すのは困難です。
 

「結婚」してもしなくても、人生を変えるのは自分

前を向く女性

自分の進む方向は、自分で決める。たとえきっかけが相手や周囲であっても、最終的な決断は自分で

自分がどうしたいのか。
それを把握することは、決して「ワガママ」ではありません。

相手に合わせることが優しさ。
そうとも限りません。

人と寄り添って生きるには、「自分がどうしたいのか」を互いに理解し、受け入れ、協力する必要があります。譲り合うこと、サポートし合うことも出てくるでしょう。互いにバランスよく支え合っていくには、相手に「私はこうしたい」という気持ちを伝えることも必要なことです。

それを伝えずに「良い妻」を演じることを選んだとしても、それは、ある意味、「良い妻でいる」という「ワガママ」を通したという解釈もできます。

「良い妻」という「自分の理想」よりも、「継続していけるふたりの関係」という「二人の理想」にフォーカスできていれば、鬼嫁になって、嫌われることを覚悟で、夫に何か伝えることもできたかもしれません。

自分がどうありたいか。二人がどうありたいか。この両方が大切。どちらかではダメなのです。どちらも大切にしなければいけなかったのです。

「結婚」も、「結婚相手」も、自分を変えてくれるものではありません。

自分を変えられるのは、自分だけ。そして、自分が変われば、関係性も変わります。成長していく自分と、現状維持して変われない相手の間には溝ができるかもしれません。

その場合は、今後もずっと二人で一緒にいるかどうか、話し合えばいいのです。「自分」プラス「二人」。どちらの軸も、どちらの方向性も、大切にしていけたなら、そして、その2つが大きくずれていなければ、「結婚」が人生をより良い方向に導いてくれることもあるはずです。

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