イヤイヤ期はいつからいつまで?
,,1歳代のイヤイヤ期をしっかりとおさえて、本格的なイヤイヤ期に備えましょう!
1歳代で始まるイヤイヤ期
今までスムーズだった場面で、関わりに困ることが増えた……と感じたら、もしかしたらイヤイヤ期の予兆かもしれません。チャイルドシートやベビーカーに乗りたがらない、テーブルに上ってニコニコしたり、食べ物を投げたり、様々な方法で大人の注目を引こうとします。対応に困っているママを見て「面白くて」子どもの行動がエスカレートすることもあります。1歳代のイヤイヤ期対処法
まずは主張を受け止めてあげましょう。大人の注目を浴びるための行動が増えていく場合は要注意。ここを見逃すと、イヤイヤ期をこじらせかねません。気持を受け止めた上で、「テーブルはお食事するところよ」「いらないなら、ごちそうさましようね。」等、お子さんに「望ましい状態」を伝えてあげることが大切です。初期にしっかりと関わることで、お子さんはママのやり方に慣れていきますので、本格的なイヤイヤ期の準備になります。
本格的なイヤイヤ期は2歳頃から
2歳を迎えると、本格的にイヤイヤ期のスタートです。「こだわり」の場面が多くなり、順番やマイルールがどんどん増えていきます。色々な場面でこだわるので、ママも関わりが大変に感じるかもしれません。こだわりが特定の場面に限られ、それ以外は機嫌良く過ごせるということもあります。
本格的なイヤイヤ期の対処法
基本的な関わり方は1歳代と同じです。気持ちを受け取った上で、時間を区切る、ママとのルールは守る等を押さえて、お子さんに主張をしっかりとさせてあげるようにしましょう。成長と共に我慢できることも増えてきます。そんな時は「我慢できてえらかったね」の一言をお忘れなく。ポイントはママに受け止めてもらえる安心感、そして主張を実現できたという納得感です。これらを積み重ねると、決まった時間に遊びこみ、満足感と共に遊びを切り上げられるようになります。またママがお子さんの気持ちに共感し、言葉で気持ちを整理してあげることで、徐々に自分でもできるようになっていきます。
3歳でもイヤイヤ期はあるの?
2歳でママが丁寧に伝えてきた、良いことや悪いこと、社会のルールはお子さんの中で育っていますので、概ね3歳にはイヤイヤ期は一旦収束に向かいます。今までの関わりがお子さんに伝わっていると実感できる場面もたくさん出てきます。しかし…2歳までの間、共感的な関わり、言葉で気持ちを整理してこないお子さんの場合は、3歳を過ぎても強いイヤイヤが残る場合があります。その場合には、基本に戻ってお子さんの気持を受け止めるところから始めてみましょう。
気持ちも受け止めているし、言葉で整理してきているけれど、強いこだわりやイヤイヤが残るという場合は、発達面の特性が影響している可能性もあります。関わりに積み重ねが感じられない、話が伝わらない感じがする場合は、3歳児健診などで相談してみるのも良いでしょう。
【関連記事】