地方は思った以上に給与が低く、将来が不安です
東京から地方に移住したものの……
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■相談者
匿名希望さん(仮名)
女性/パート/44歳
北海道/賃貸住宅
■家族構成
夫(会社員/40代)、子ども(9歳・5歳)
■相談内容
収入が少なく、子どもの学費や老後など将来に不安があります。12年前に東京からIターンして北海道に来ました。夫婦とも性格的に大企業には向かないため、あえて中小企業を選択しましたが、給与は東京にいたころの初任給並みで、地方の賃金がこんなに低いということについては研究不足でした。多くを望まない、「足るを知る」の精神でやってきましたが、今後の教育資金や老後資金のことを考えると、このままでは十分なお金を用意できないのではないかと不安になっています。現在は毎月の赤字家計で、貯金を切り崩していますが、今後は経済的に裕福な両親の援助に頼らざるを得ないとも考えています。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)加入保険の内訳
・夫/定期保険(1年更新、死亡保障1200万円、入院5000円、1000円)=保険料2000円
・妻/定期保険(10年更新、死亡保障300万円、入院5000円、がん特約1万円)=保険料4000円
・子ども/学資保険(2人分)=保険料2万7000円
(2)ボーナスの使いみち
ほぼクルマの維持費
(3)貯蓄について
貯蓄はもともとほとんどなく、結婚当初は夫婦合せて150万円ほど。その後は、毎月の給料からの貯蓄(移住してから転職を2回経験、転職を重ねるごとに給料は下がっている)と、親からの援助や、子どもたちへのお祝いなどの臨時収入は基本的に貯蓄に回しています。
(4)移住理由
Iターン移住した理由は、もともと地方出身者の夫婦にとって、東京生活はストレスだった。そんなとき、たまたま旅先で知り合った人が北海道出身で、現在住んでいる借家もその人の紹介。「若さと勢い」で移住したとのこと。田畑や山に囲まれながらも、町までクルマで15分という理想的なロケーションだった。
(5)住宅購入について
現在借りている家の家主からのオファーがあれば、その家を買い取ってリフォームしたいが、具体的な話はしていない。
(6)通信費の内訳
プロバイダ2000円、NTT5000円、NHK1000円、携帯1万円
(7)教育費の内訳
小学校/1万円、幼稚園/3万5000円、そろばん/3000円
(8)両親について
夫の父親は大企業を定年退職、母親は元保育士。妻の父親はいまも個人でビジネスをしており、年収は約1000万円。いざというときは助けてもらえるだろうが、年齢も70歳なので、いつまでもこの状況が続くとは思えないとのこと。過去、資金援助を頼んだことはない。
■FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1 年間60万円の貯蓄を目指す
アドバイス2 妻の収入アップと家族の協力
アドバイス3 親に「甘えられる」なら甘えていい
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