家計簿・家計管理/家計支出を削減するための節約テクニック

水道代平均は4458円!光熱費の2割節約を考える

毎日使う上下水道、使い方によってはお隣さんの2倍になることも!一般的な平均値やガイドの家の水道代を知り、わが家の水道代に無駄がないか確認してみましょう!

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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月々の水道代は平均4,458円!

電気代やガス代、水道代等の光熱費を毎月いくら負担していますか?他の家庭と比べることがあまりないので、使い過ぎなのかそうでないのか見当がつきづらいです。そこで今回は水道代(水道・下水道料金)について、まずは一般的な平均値を確認してみましょう。
世帯人数別1世帯あたりの月々の水道代

世帯人数別1世帯あたりの月々の水道代

総務省の全国消費実態調査によると、1世帯当たりの月々の水道代は4,458円となっています。水道代は世帯人数に比例していて、1人(単身)世帯だと僅か2,230円ですが、2人世帯で平均値並みの4,480円になり、4人世帯だと6,151円まで増えていきます。

家の中で水道を使うのは、主にお風呂の浴槽とシャワー、洗面台、洗濯機、キッチンの流し、トイレの便器と手洗い器です。自動車を保有していれは洗車もするでしょう。東京都水道局の調査では、風呂40%、トイレ22%、炊事17%、洗濯15%の割合で水を使っているとなっています。水道代が高い人は、特にお風呂とトイレの使い方を変えることで、節約効果が期待できそうです。

参考までにガイドの家の水道代を紹介

人のふり見て我がふりを直せればということで、一例として、ガイドの家の水道代を公開します。下記のグラフは2010年から2015年まで6年間の、2か月ごとに請求される水道代をまとめたものです。ガイドは都内のマンションで4人暮らし、東京都水道局と契約しています。

ガイドの家の水道代

ガイドの家の水道代


グラフにある水道代は2か月分なので、1ヵ月あたりはこの半額になります。1ヵ月あたりの水道代は6年間平均で3,629円になり、総務省の平均値に当てはめると、2人世帯を下回る額になっています。節約できている理由はわかりませんが、ガイドの家には食器洗い乾燥機があり毎日使っています。食器を洗う際の水道量を大幅に減らせているのかもしれません。

6年間で水道代が一番高かったのは2015年の3~4月分で8,968円、一番低かったのは2010年・2011年の7~8月分で5,969円となっています。何故か2014年の7月頃からの1年間が他の年に比べて高くなっています。

4人世帯の水道量は月々平均25.1立方メートル

ガイドの家の水道使用量も2年分確認してみました。
ガイドの家の水道使用量

ガイドの家の水道使用量


水道の使用量は電気やガスに比べて季節による差が小さいです。2014年と2015年の2年間では31~37立方メートルの範囲に収まっていて、2割程度の変動幅しかありません。ガイドの家で冬の方が多い理由はわかりません。きっとトイレに行く回数が夏より多く、シャワーを浴びる時間が夏より長いのでしょう。

1ヵ月あたりの使用量を計算すると17立方メートルになります。東京都水道局の調査では、2人世帯の使用量が16.2立方メートル、3人世帯が20.8立方メートル、4人世帯が25.1立方メートルなので、4人世帯のガイドの家では、水道量をある程度は節約できていると言えます。

水道料金の明細を見てみると、水道と下水道にわかれ、それぞれ基本料金と従量料金があります。基本料金を超える分は使用量に比例して水道代も増えていくので、節水することが節約の王道になります。おふろの残り湯を洗濯に使う、食器洗いを手洗いせずに食器洗い乾燥機を使う、節水シャワーヘッドを使う等の努力をしていけば、2割くらいの節約は簡単にできるでしょう。他は口座振替による割引が毎回108円あるので、まだしていない人は口座振替にしてみると良いです。

【関連リンク】
総務省平成26年全国消費実態調査
東京都水道局 くらしと水道「水の上手な使い方」
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