廊下から36cm下がったLDK
家の北側にあるLDKは緩やかにカーブする壁で吹抜けと隔てられています。床面が階段室から36cm下がっているのは、北側の法規制で低くなってしまう天井高を確保するため。この段差は自然に座りたくなる居場所にもなっています。
袖壁のあるセミオープンのキッチンから眺めると、空間を包み込むようにカーブする壁によって落ち着いた雰囲気をつくりだしています。北側はダイニングの椅子となる高さ36cmのベンチが奥まで伸びて、そのままテレビ台になっています。
4人家族が暮らす敷地26坪のグレーの2階建て。外部に閉じた印象とはうらはらに、家の中央を東西に走る渓谷のようなダイナミックな吹抜けが生活に活気を生んでいます。