スマートフォン/スマートフォンのキャリア別トレンド

auのスマートフォンの特徴とおすすめ機種(5ページ目)

KDDI auは、2013年冬モデルの新製品発表会を開催。 冬モデルではあらたに7機種が発表されるとともに、豊富な周辺機器やアクセサリーもラインナップすることで、使えるスマートフォンをさらに進める姿勢がアピールされています。

庄司 恒雄

執筆者:庄司 恒雄

携帯電話・スマートフォンガイド

選べる自由の新しい選択肢 NEW INFOBAR A02

2013年1月24日(木)、auは同社の人気シリーズINFOBARの最新機種を春モデルとして発表しました。発売は、2013年2月以降の予定。

INFOBARundefinedA02のプロダクトデザイナー深澤直人氏(左)、田中孝司社長(中央)、インターフェイスデザイナー中村勇吾氏(右)

INFOBAR A02のプロダクトデザイナー深澤直人氏(左)、田中孝司社長(中央)、インターフェイスデザイナー中村勇吾氏(右)


2012年冬モデルとして、タブレットを含む全10機種を発売したauは、性能・サービスともに充実してきたスマートフォンにおける差別化、個性化の課題に対して、「選べる自由」「新しい選択肢」をテーマに取り組んでいくとしていくとしています。その一環として春モデルは、 INFOBAR A02 1機種にしぼった発表となっています。

INFOBAR A02undefined1機種にしぼった田中社長

INFOBAR A02 1機種にしぼった田中社長

INFOBARの歴史

INFOBAR A02は、フィーチャーフォンとして登場した初代から数えて、6機種目、スマートフォンとしては3機種目にあたります。

2001年、携帯電話はもはや電話でなく、情報の棒(バー)と呼ぶのが相応しいというコンセプトから誕生しています。ブランドもauブランドではなく、iidaブランドを冠しています。

歴代のINFOBAR

歴代のINFOBAR

 

「あんこ」と「もなか」から「ようかん」へ

INFOBARは、大ぶりなキー、ポップなカラーといった一度みたら忘れない独自デザインが大きな特徴です。これまでのデザインについて、プロダクトデザイナーの深澤氏は、「あんこ」と「もなか」をイメージし、内側と外側を表現するデザインだと語ります。

いっぽう、現在のスマートフォンはキーレスなど、内側と外側といった区別が無い構造になっていることから、新INFOBAR A02は、「ようかん」のようにハードとソフト、プロダクトとUIの境がない「一つの塊」としての端末になるようにデザインされています。

「ようかん」のような一つの塊となったINFOBARundefinedA02

「ようかん」のような一つの塊となったINFOBAR A02

INFOBAR A02の特徴

スマートフォンは、クラウドの時代に突入しており、インターネットを介して、人、データなどの情報と繋がることが当たり前になりつつあります。

INFOBAR A02は、クラウドに触るという新しい感覚を実現する特徴を前面にだしています。

リアルな世界と常に繋がる「友達」
ホーム画面にアドレス帳の友人を貼り付けることで、電話、メール、メッセージを簡単に送信することがきます。また、FacebookやTwitterなどを貼り付ければ、自動更新される最新のニュースやタイムラインをチェックできます。

リアルな世界と常に繋がる「友達」

リアルな世界と常に繋がる「友達」


撮った写真に出会える「写真」
スマートフォンでもっとも多くの人に使われているのが写真です。INFOBAR A02は、撮影した写真やクラウド上に保存した写真をホーム画面に配置することができ、ランダムに表示することができます。

撮った写真に出会える「写真」

撮った写真に出会える「写真」

 

お気に入りが直ぐ聞ける「音楽」

音楽も写真同様にホームに貼り付けることができますので、いつでもお気に入りの楽曲を楽しむことができます。

お気に入りが直ぐ聞ける「音楽」

お気に入りが直ぐ聞ける「音楽」

 

深澤氏、中村氏がINFOBAR A02開発でのこだわりを語る

INFOBAR A02のプロダクトデザイナー深澤直人氏とインターフェイスデザイナー中村勇吾氏、プロダクト企画本部プロダクト企画1部の砂原哲氏によるトークセッションでは、INFOBAR A02開発でのこだわりが語られました。

プロダクト企画本部プロダクト企画1部の砂原哲氏(左)、プロダクトデザイナー深澤直人氏(中央)とインターフェイスデザイナー中村勇吾氏(右)

プロダクト企画本部プロダクト企画1部の砂原哲氏(左)、プロダクトデザイナー深澤直人氏(中央)とインターフェイスデザイナー中村勇吾氏(右)


INFOBAR A02のホーム画面であるiida Homeのスクロールには、ゼリーのようにアイコンが変形するアニメーションが採用されてますが、中村氏は、UIに質感をもたせたかったため、このような有機的な動作のアニメーションをUIに採用したそうです。ゼリーのような感触や質感をUIに組み込むことで、操作するだけでなく、たたずまいのようなものを目指してアルゴリズムで表現されています。

またiidaホームのパネルを移動すると、心地よい複雑なサウンドが鳴るのですが、これは深澤氏がパリでであったガムランボールの音色をヒントにコーネリアスによってデザインされているそうです。音色は6つあり、パネル毎にランダムに振り分けられているので、パネル同士が触れると音が重なりあうようにプログラムされています。

砂原氏は、スマートフォンの前身であったPDAで考えていたことがスマートフォンでできる時代をむかえたことで、大きくてももちやすい端末を目指し、 INFOBAR A02を開発したそうです。

最後に深澤氏は、「INFOBAR A02は、手にとらないと面白さ、楽しさがわからないので、ぜひ手に取ってみてほしい」と、INFOBAR A02への思いを語り、トークショーを締めくくりました。


それでは次のページから、今回の新製品INFOBAR A02を紹介しましょう。

  • 前のページへ
  • 1
  • 4
  • 5
  • 6
  • 17
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます