厚生労働省の調査によると、2015年での日本人の平均寿命は男性で80.79歳、女性が87.05歳で、共に過去最高を更新したことが分かった。60歳で定年を迎えるとして、往生するまで約20年間。これって自由に使える時間が17万時間(大雑把な計算で、365×24×20=175200時間)を超えることになる!

リタイア後の暮らし方をじっくりと

リタイア後の暮らし方をじっくりと

リタイアした後、田舎でどんなスタイルで暮らすのか?趣味三昧に明け暮れるのか、地域でのコミュニティ活動に励むのか、再就職して働き続けるのか、それとも晴耕雨読に徹するのか…… どの道を選び取るかは人それぞれですが、快適なセカンドライフを実現するためには、40代からの田舎暮らし実行計画がオススメです。

定年まで待てない即実行派なら、まだ体力気力のあるうちに、平日は街で仕事バリバリ+週末は田舎でゆったりというスタイルがあります。じっくり慎重派なら、候補地探しから移住後の自分のライフスタイルまでを検討できる充分な時間があります。上手くいかなかったら、リタイアまでの20余年を使って何度でも挑戦できるんですから。

20余年後にスタートする、17万時間超の第二のステージ。その長期戦に備えるためには、早めの準備が重要です。それをスタートさせるのが40代というわけですね。

住み慣れた街に残るか?それとも新天地に移るか!40代から本気で考える始める田舎暮らし。今回は移住決断を阻む最強のハードルである、奥さんの突破法に迫ります。

あなたの奥さんはなぜ田舎暮らしに反対するのか

奥さんの説得が最優先

奥さんの説得が最優先

あなたが「田舎で暮らしたい」と提案したら、奥さんは必ず「NO!」と反応するはず。

「オレ、会社を辞めて田舎で暮らすことにした」と宣言したとします。「あらまぁ、ワタクシも常々いつかはと…… 御意のままに。お供させて頂きます」とは、絶対に言わない。

「え!なぜ?どうして?」と詰め寄られ、そして冷たい視線が跳ね返ってくる。「ソコはそれ、男のロマンというか……」と、若干あなたは弱気になってくる。「田舎は何をするにも不便だし、今の安定した街の暮らしを手放したくないし、虫が至る所に出てくるし!」と、反撃の連射が。

野鳥がさえずる豊かな自然、新鮮で美味い食べ物、地元の人々の温もり、のんびりとした田舎時間…… 夫は夢を膨らませる。田舎での仕事、子供の教育、日常のショッピング、ご近所付き合い、もしもの時の病院…… 妻は現実を見つめる。これはもう、男と女のコモンセンス。

しかし、ここで諦めてはいけません。

あ、この人となら一緒の田舎暮らしも大丈夫と安心させる

パートナーを安心させることがポイント

パートナーを安心させることがポイント

直球勝負で「田舎で暮らすぞ!」と宣言しても、すんなりと了解は得られません。日常のあなたの努力と夫婦間のコミュニケーションを怠ってはいけない。以下は、話を切り出す前にやっておくべきToDoリスト。当たり前のようですが、まず奥さんの不安を取り除いておくのがポイントです。

・掃除や皿洗いなど出来る限り家事をバックアップする。
・日頃から夫婦間の会話を絶やさない。
・夫婦で一緒(又はそれぞれ)に楽しめる趣味を見つける。
・肉体労働に耐えうる体力やDIY能力をアピールする。

さりげなく意思表示しながら田舎暮らしをイメージさせる

田舎暮らしの体験がオススメ

田舎暮らしの体験がオススメ

以下が、街で暮らしていた頃、実際にボクがとった説得オペレーションです。

・デパートの物産展に出かけて、地元料理を味わってみる。
・田舎暮らし関連の雑誌を、キッチンやリビングに置いておく。
・ベランダでの野菜づくりに挑戦する。
・休日には市民農園や田舎の体験イベントに出かける。
・グリーンツーリズムなどの自然体験ツアーに参加する。

話題の切っ掛けを散りばめた後、満を待して「四十にして惑わずって言うけど、実はだな……」と話しを切り出す。一方的にあなたの決意を伝えることよりも、むしろ田舎暮らしの楽しさを少しずつ共有しあう期間を持った方が、幸せな結末が迎えられようです。

決断の夜。果たして、女房の返事はどうだったか?

「な~んだ、私はあなたの方が無理だと思ってた」その夜は二人で未来に乾杯でした!

くれぐれも、しびれを切らして「男の決断が分からんのかぁ!」と感情に流されてはいけません。説得する前に動くな。田舎での家族は運命共同体、反対意見にも耳を傾けて解決策を見つける。これが、田舎暮し決断の大原則です。

それでは、諸君の健闘を祈る!