■その2:縁をしっかり理解する
縁を理解し、良縁を掴む!
「その1」の話にもつながりますが、人と出会っても、メリット、デメリットでジャッジしてしまう人は、大事なことを分かっていません。
それは、「縁は、神様が与えてくれるプレゼントで、それは人知を超えたものである」ということです。
つまり、自分は「メリットがない」と思っても、神様から見たら、今、出会うべき相手だから、会わせていることも多いのです。
今、自分にとって大切にすべきものは、“今、目の前にいる相手との縁”です。だからこそ、自分の傍にその人がいるのです。
人は、人との出会いによって学ぶことが多いもの。だからこそ、学ぶために出会わされることもあるのですよね。
逆に、自分の運命に沿った生き方をするために、縁が切れてしまうこともあります。
時には、自分の意図とは関係なく、何かしら大きな力が働いて、トラブルや誤解が生まれ、縁が終わってしまうこともありますしね。
でも、そんなときも、時間が経つと気付くこともあるでしょう。「あのとき、縁が切れてよかったのだ」と。
だから、今、私たちができることは、自ら縁を切ることではなく(もちろん一緒にいて不幸になる人とは距離を空けた方がいいですが)、今、与えられている縁を大切にすること。そして、切れてしまった縁に対しては、クヨクヨ悩まないことなんですよね。
また、何も行動を起こさなければ、縁が結び付くことなど滅多にありません。
神様の立場から考えても、あなたに重要な縁を結び付けようと思っていても、あなたが部屋に閉じこもってボーッとしていたら、出会わせられるのは、宅配便や出前の人くらいです(※それでも、あなたが何かを注文しない限り、難しいです)。
結局、良縁を単に神頼みするのではなく、私たち自身も行動しなければ何も始まりません。だから、自ら動き、縁を作っていくことは大切なのです。
ただ、中には、「出会い方にこだわり過ぎる人」もいます。
婚活で多くの人が望むのが“自然の出会い”です。でも、その人の置かれた環境によっては、“自然の出会い”にも限度があります。周りにいる人が同性や既婚者だらけだと、恋の出会いはなかなか得られないですしね。
また、ネット婚活に対して敬遠する人もいます。もちろんネットでの出会いにもメリットとデメリットがあるので、気を付けなくてはいけない注意点はいくつかあります。
でも、ネットであれ、結局は、「縁あって出会っている」と言えるでしょう。「同じ時期に同じサイトにアクセスをしているから、出会っている」ということですしね。逆を言えば、やっているタイミングが違ったり、利用する婚活サイトが違ったら、出会えません。
自分が今、それをやろうと思ったこと、また相手が同じタイミングでそれをやろうと動いたことには、なにかしら大きな力が働いているものです。
例えば、「友達がネット婚活していると言っていたから、自分もやってみよう!」と始める人は意外と多くいます。それだってそのタイミングでその友達にそんなことを言われなければ、自分は始めなかったかもしれないですしね。そこにも“縁の不思議”があるのです。
ただ逆に、ネットの出会いだからこそ、相手を軽く見て、いい加減なことをしてしまう人もいます。
そういう人は、おそらく普段の人付き合いもうまくいかないでしょう。人を尊重する気持ちがないからです。相手によって態度を変えるような人は、縁を生かせません。
そんな人には、神様だっていい縁を与えようとしないでしょう。そんな人に会わせたら、相手を傷つけてしまいますしね。
それは、ネット婚活に限らず、「ネットでの匿名の世界」でも同じです。
顔、名前を隠しているからって悪口を書いて、相手を傷つけていいわけはありません。そういう人は、想像力が欠けています。「相手にどんな思いをさせてしまうのか?」を考えられないような人に、神様は素敵な人との縁なんて与えませんよ?
つまり、良縁が欲しければ、「普段からどんな縁も、大切にできるような人」でいなければいけないのです。
縁を理解するうえで、もう1つ、知っておかなくてはいけないことがあります。それを最後に紹介します。