室内のレベル差を楽しむ
風呂場と手前の洗面室は全面FRP防水仕上げ。階段は家具作家の藤森泰司さんのデザイン。 |
洗面室の階段の先は南側のテラスに通じている。 |
寝室の背後の壁は、上が杉板で下がコンクリートの本実仕上げ。天井は珪藻土塗り。 |
半畳の縁なし畳が9枚敷かれた中2階。天井はホワイトウッドの集成材。 |
ロフトからはリビング越しに遠くの景色を眺めることができる。上部の壁の照明は岡安泉さんのデザイン。 |
LDKの北側には約4.2帖の杉板張りのコージーな寝室とクローゼット。寝室の上の中2階には縁なし畳が敷かれたロフトのような和室が載っています。天井高は寝室が2.1m、和室が1.35mと通常より低いですが、LDKとはまた違った快適な空間になっています。中2階は普段は畳にごろんと横になったり、乾いた洗濯物を畳んだりする家事仕事にも使われ、両親や親戚が来たときには客間にと、フレキシブルに使われています。
また、いつも見えていたほうが楽しいと思い、階段の踊り場にはキャンプ、カヌー、釣りなどのアウトドアの趣味を楽しむための道具を、あえて隠さずに置いています。納谷さん一家にとって、どれも好きなものばかりなので、隠して収納するという発想がないのです。