顎の骨の特徴とインプラントの関係は?
顎の骨とインプラントの関係とは?
下の顎と上の顎の骨の違いとは?
上下の顎の骨の大きな違いは骨の密度と硬さです。下の顎の骨は他の骨と接しておらず、歯から伝わる力をそれだけで受け止めなければならない為、上の顎の骨に比べ骨の密度が高く、埋入したインプラントも安定しやすく治療そのものの時間が短くなる傾向にあります。一方、上の顎は力を頭蓋骨全体で受け止めることができるため、下顎ほどの骨の密度と厚みがありません。さらに奥歯(臼歯部)の上方には「上顎洞」という鼻と繋がっている骨の空洞があります。皆さんも副鼻腔というのは聞いたことが有るのではないでしょうか? 上顎洞はこの副鼻腔の一部なのです。上顎洞は虫歯や歯周病といった歯が原因となって炎症を起こしてしまうことがあります。炎症により膿が溜まってしまうことで周囲の骨を溶かしてしまうこともあり、その場合はさらに骨の厚みや密度が低下してしまいます。
骨密度も低く、厚みも少ない上の顎。しかし埋入したインプラントがしっかりと定着するにはそれ相応の骨のボリュームが必要。では、上顎のインプラント治療はハードルが高くて難しいことなのでしょうか?
上顎臼歯部のインプラント治療は出来ない?
3DCTによる画像判断。事前に骨の厚みなどをしっかりと把握し、適切な骨造成を行うことがインプラントの成功率を高めます。
- べニアグラフト……インプラントの為の骨造成・骨移植術のリンク張る方法
- ソケットリフト……歯科インプラントを固定させる骨造成のリンク張る方法
- サイナスリフト……歯科インプラントを固定させる骨造成のリンク張る方法
抜歯してから時間が経ってしまい骨吸収が進んでしまっている方や、生まれつき骨の厚みが少ない人などにも非常に効果的な治療法です。どうせダメだろうなどと諦めてしまう前に、まずは気軽に相談してみませんか?