米国株が394ドルの急落!日経平均への影響は?

米国株が急落!日経平均への影響はどうなる!?

米国株が急落!日経平均への影響はどうなる!?

9月9日(金)米国ニューヨークダウは394.46ドル安の18085.45ドルとなりました。急落の発端は、ボストン地区連銀のローゼングレン総裁が早期の利上げを促す発言を講演の中で行ったことによります。これまでもFRB高官によるタカ派発言は繰り返されてきましたが、8月の雇用統計やISM景況感指数が悪かった後で、この従来ハト派と見られていた人まで利上げを支持した事に驚きが走りました。実際、米国FRBが9月に利上げを強硬するとは思えませんが、それでも先物による9月、12月それぞれの利上げ確率はこの発言で前週より増し、9月が30.0%、12月が12月が60.4%となっています。

発言を受けた朝方より大きく下げた中で、大手銀行株だけは当初逆行高していましたので、利上げが下げの要因だったと見られます。利上げは悪材料となる金価格もこの日下げました。ところが、午後に一段安となって行くと、利上げで業績改善メリットを受ける銀行株も一斉に下げに転じています。利上げ発言が下げの発端となったのは確かですが、最終的には全て下がり、売りを呼ぶきっかけにすぎなかったのではないかと思います。

大きく下げるところがあれば買いのチャンスか

株も債券もこの2ヶ月間は異例とも言える無風状態を続けました。連日小動きの横ばいで、究極とも言える低ボラティリティー状態でした。9日の急落でダウ、S&P500はほぼ2ヶ月前の価格に戻し、債券価格も急落して利回り水準は6月以来の高さとなりました。米国だけでなく、ドイツ、日本の金利も上昇しています。そして株式市場のボラティリティーを表すVIX指数は一日で+39.9%も暴騰しました。

ブレグジット以降のナスダックでは、1%を超える下げすら一度もないほど平坦な相場を続けてきました。それだけに当面は心理的な動揺に注意する必要もあります。投資家はこの2ヶ月間のような超平穏相場がいつまでも続かないことを知っています。ブレグジット、大統領選、世界景気減速、国際秩序の乱れ(米国のパワー減少)等、懸念は幾らでもある中で、異例の2ヶ月間に溜まり込んでいた売り圧力があったのでしょう。今後もFRB高官による発言に乱高下する可能性ありますし、10月ごろまでは不安定な状況が続く可能性があると思います。

しかしながら米国株が大きく調整して、日本株も一緒になって調整したところは買いのチャンスとも言えそうです。米国経済は利上げを検討するほど力強い状態である上、仮に大きく株価が大きく下がってくれば利上げは後ろ倒しになります。また、日本や欧州の金融緩和は2月の急落やブレグジットによってさらに高められ、世界の流動性は非常に高い状態で、一段の緩和も検討される状況であり、金融危機のような深刻なリスクには発展しにくい状況だと思います。

参考:日本株通信

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