3000基の灯籠が灯る「中元万燈籠」
回廊の朱色がロウソクの炎で揺れる
夜の春日大社がより幻想的に
そんな「万燈籠」でおすすめなのが、辺りが薄暗くなる前の時間。本殿前で雅楽の奉納が行われるので、伝統的な舞いや音色を楽しむことができます。やがて奉納が終わり、境内が暗くなってくると灯籠の火がぼんやりと浮かび上がってきます。
「万燈籠」は2月の節分と8月の14日・15日の、年に3日しか開催されない行事です。もし偶然、この時期に奈良に訪れる予定のある方は、他の予定をずらしてでも春日大社に訪問されることをおすすめします。
写真:矢野建彦
■中元万燈籠
開催日:8月14日、8月15日
開催地:春日大社
問い合せ:0742-22-7788
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約20分(一の鳥居まで)
夜空を幻想的に彩る「ライトアッププロムナード・なら」
夜空に浮かび上がる薬師寺
奈良では珍しく西洋的な国立博物館
中でも特におすすめなのは、奈良公園の南の端にある「猿沢池」のライトアップ。池のほとりに植えられた柳とともに、目の前にある興福五重塔が光に照らされています。場所によっては興福五重塔が猿沢池に写り、感動的な光景が。
他のイベントに比べて長時間開催されていることもあり、夏の奈良旅行では欠かせない存在になっています。
■ライトアッププロムナード・なら
開催日:7月中旬~9月中旬
開催地:東大寺、興福寺、平城朱雀門、薬師寺など
問い合せ:0742-27-1515
アクセス:近鉄奈良駅、大和西大寺駅、西ノ京駅から徒歩20分圏内