なぜ小さなことでも夫婦喧嘩になってしまうの?
ケンカするほど仲がいい!?
もちろん、時には夫婦の存続にかかわるような深刻な問題がきっかけで口論になることもあるかも知れませんが、圧倒的に多いのは日常のちょっとしたことからの口げんかではないでしょうか?
もともと、育った環境も価値観も違う男女が一緒に生活するのが結婚ですから、さまざまな場面で「自分のやり方」が通用しないことはよくあります。相手との「違い」を常に意識していると、夫婦の意見が違った際にもカッと頭に血が上りにくいのですが、「夫婦なんだから」という相手への一種の甘えがあると、相手を尊重しない過剰な自己主張になり、それが喧嘩という形の衝突を招いてしまうといえるでしょう。
毎日顔をつきあわせているだけに、いったんこじれるとなかなか回復のきっかけがつかめない夫婦喧嘩。では、どんなふうに仲良しになるきっかけをつかめばよいのか、その方法をいくつかご紹介しましょう。
まずは冷静になる
当たり前ですが、頭に血が上った状態では夫婦仲の修復はできません。まずは自分をクールダウンできる方法をたくさん作っておきましょう。好きなお茶やコーヒーを淹れてゆっくり飲む、好きな音楽を聴く、甘いものを食べる、お気に入りの入浴剤を入れておふろにゆっくり入る……。家の中にいると気分が変わらないのなら、近所をのんびり歩いて、新鮮な空気をいっぱい吸ってみるのもいいいでしょう。
「これをすると自分を取り戻せる」というきっかけをたくさん作っておくと、喧嘩の解決場面に限らず、さまざまなシーンで役に立ちます。
自分に非がある場合の上手な謝り方
喧嘩両成敗とはいうものの、「たぶん、悪いのは私……」と自覚しているような場合もあるかもしれません。そんな時は、意地を張らず、できるだけすぐにあやまってしまうのが効果的です。口頭で謝るのが難しい場合、有効なのは文字によるメッセージ。メールで「さっきはごめんね」と送ってみたり、小さなメモにして食卓に置いておくのもいいでしょう。旦那様がお弁当の場合、海苔で「ゴメン」とメッセージを作って張り付けておくのも一気にわだかまりが解消できそうです。
コツはくどくど言い訳や自己弁護をしないこと。言い訳が長くなるほど謝罪の価値が下がります。ストレートな「ごめんなさい」が100の言葉より効果的です。
相手に非がある場合のベストな対処法
逆に、相手にあきらかな非があり、それが喧嘩の原因だった場合、相手をあやませることにこだわりすぎると、問題解決から遠ざかるばかりです。男性は本来プライドが高くて傷つきやすいもの。あやまらせるより、その話題からは離れることで「許してあげるわ」というサインを送ってあげましょう。素知らぬ顔で普段通りに接してくれる「一枚上手」な妻に、だんな様もきっと心の中では感謝していることでしょう。
どちらに非があるともいえない場合の解決法
考え方や物事の手順、習慣の違いなどはどちらが正しく、どちらが間違っているとも判断できないもの。このような、どちらに非があるとも言えない喧嘩の場合は、思い切ったスキンシップで、二人の間の微妙な硬直をブレイクする手段も有効です。「あ、肩にゴミが付いてる」と言いながらついでに後ろからぎゅっとハグしてみたり、「ねぇ~、肩もんで~♪」とストレートに甘えてみてもいいかも。いつもはクールなタイプの女性も、たまには可愛く迫ってみると思わぬ効果が見られるかもしれません。
スキンシップがどうも苦手、という方は、夕食のメニューに旦那様の好物を作ったり、普段のおかずにプラス1品のおつまみを作ってあげたり、といった「食べ物」を利用した愛情表現も効果的です。
言いたいことを言えず、お互いにため込むよりも、小さな喧嘩でガス抜きをするほうが夫婦仲は健全です。ぜひ、喧嘩の解決方法を知って、「ケンカ上手」な妻を目指しましょう。
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