上手な買い物は、安い物をたくさん買い込むことではありません
今回は食費を節約するための上手な買い物術をご紹介します。
買い物には必ず在庫チェック
しっかり使い切るためには、家にある在庫をちゃんと把握してから買い物をすることが大切です。とくに、傷みやすい物や賞味期限が近い物など、早くつかった方が良い物から献立をたてるために、買い物前にはかならず在庫チェックをしましょう。在庫をチェックし、これをもとに献立をたてるようにすれば無駄が出にくくなります。在庫から作る献立が思い浮かばないという場合は、ネットのレシピサイト等で材料名を検索し、参考にすると良いでしょう。
特売チェックはチラシと店頭両方で
特売品は何もチラシ掲載商品だけではありません。在庫処分品や見切り品なども店頭でなければ発見できない物ですが、野菜などはその日によって入荷している商品の質や価格が大きく異なります。チラシに掲載されていなくても、意外な特売価格で出ているものもあるのです。また逆にチラシに載っているからと言って安いとも限りません。チラシのスペース埋めのために載ってるような商品もあります。
チラシを事前にチェックするのももちろん良いですが、必ず店頭でも特売品のチェックをするようにしましょう。
主菜→副菜の順に買う
スーパーの陳列は、ほとんどが野菜や青果売り場から始まっています。このような並びになっていると、つい野菜から手にとってかごに入れたくなりますが、まずはメインとなる食材を決めてから野菜を買うようにしましょう。理想は最初は何もかごに入れずぐるっと一周チェック。その日に出ているお買い得品等を確認します。それからまずは肉や魚など、おかずのメインとなる食材を決めてかごに入れ、その後で野菜売り場へ戻りましょう。
こうすれば「とりあえず買っておけば何かに使うだろう…」という安易な商品選択をすることが少なくなります。
野菜類は、冷凍可能な物以外は足の早い物が多いです。必要な物だけを買うということを念頭に置いて選びましょう。
半加工品に気をつける
カット済みの野菜、混ぜればすぐできる調理の素、ドレッシングやタレなど、使えば大変便利な半加工品がたくさん売られていますが、これらに頼り切っていては食費は節約できません。
超多忙で、少々高くても時間と引き換えに買わざるをえないという方は仕方ないですが、普通、これらの半加工品を買わなくても十分料理はできると思います。
購入するのは純粋に食材のみと、基本となる調味料とし、それ以外の物は本当に必要かどうかをよく考えて買うようにしましょう。
レジ前の再確認
買い物をする際はあらかじめ予算を決め、大雑把でも良いので計算をしながらかごに入れていくようにしましょう。そして最後、清算前にもう一度かごの中を再確認します。よく考えたらやっぱりいらない、と思う物もあるでしょうし、逆に買い忘れた!と思い出すこともあるかもしれません。
本当に必要な物を買うために、最後のチェックは重要です。レジを通る前には必ず再確認しましょう。