祝「ポケモンGO」日本配信開始！福の神注目の3銘柄

「ポケモンGO」

「ポケモンGO」は、世界で大人気の位置情報ゲーム「Ingress」を開発・運営している米国のNiantic, Inc.と株式会社ポケモンが共同開発した、ポケットモンスターシリーズ初めてのスマホ向け位置情報ゲームです。

7/6から世界各国で順次配信を開始しています。この「ポケモンGO」がようやく日本での配信が開始されました。任天堂の株価が、配信開始前の2倍以上に急騰するなど、ポケモン関連銘柄が個人投資家の人気を集めています。

「ポケモンGO」が今までのスマホゲームアプリと違うのは、GPS（全地球測位システム/グローバルポジショニングシステム）を活用した位置情報ゲームだということです。通常のスマホゲームは、ほとんど自宅や通勤電車などの屋内でプレイすることが多いはずです。しかし、「ポケモンGO」は屋外に出て、ポケモンを探して捕まえるので、屋外でプレイすることになります。

また、ポケモンのたまごを孵化させるには、ポケモンの種類によって異なりますが、2キロ・5キロ・10キロ移動する必要があります。しかも、時速10kmを超えると移動が無効になる仕組みなので、歩くか、ゆっくりと自転車などに乗って移動する必要があるのです。世界で大人気の位置情報ゲーム「Ingress」では、ゲームユーザーが2015年に、合計で2億5,800万キロメートルも歩いたというデータがあるそうです。

例えば、ランニングシューズの耐久距離を1,000キロメートルと仮定すると、
「Ingress」の場合、2億5,800万キロメートル÷1000キロメートル＝258,000足

「ポケモンGO」が、「Ingress」の100倍のユーザーと仮定すると、
258,000足×100＝2,580万足

長距離を歩きやすいランニングシューズなどの靴需要が高まりそうです。今回は、「ポケモンＧＯ」関連銘柄として、靴関連の3銘柄をご紹介いたしましょう。

エービーシー・マート<2670>（東証1部）

■会社概要・福の神注目ポイント
・エービーシー・マート<2670>は、靴小売専門店最大手の「ＡＢＣマート」を直営展開しています。
・スニーカーに強みを持ち、ポケモンゲットのために、ランニングシューズやスニーカーを買うユーザーが増加すれば、売上高の増加が期待出来そうです。

■株式データ
株価 6,830円
単元株数　100株
予想PER（連）19.64倍
実績PBR（連)　2.78倍
予想配当利回り　1.76％
時価総額　約5,934億円

アシックス<7936>（東証1部）

■会社概要・福の神注目ポイント
・アシックス<7936>は、神戸市中央区に本社があるスポーツシューズが主力の企業です。「アシックス」「オニツカタイガー」が主力ブランドです。海外売上高比率が2015年12月期で76％と高く、特にランニングシューズに強みを持っています。「ポケモンＧＯ」の世界的な大ヒットは、世界的なランニングシューズの需要増が期待できるため、追い風となりそうです。

■株式データ
株価 1,934円
単元株数　100株
予想PER（連）28.65
実績PBR（連)　1.85倍
予想配当利回り　1.22％
時価総額　約3,867億円

アキレス＜5142＞（東証1部）

■会社概要・福の神注目ポイント
・アキレス＜5142＞は、東京都新宿区北新宿に本社がある運動靴の大手企業です。学童靴「瞬足」が有名です。現状では、自動車内装材、プラスチックフィルムなどの売上のほうが大きくなっています。

・「ポケモンGO」で、ゲーム利用者が毎日10キロメートル以上歩くようになると、靴の消費量が増加します。アキレスは、児童靴に強みを持っており、好影響がある可能性があります。

■株式データ
株価138円
単元株数　100株
予想PER（連）23.0
実績PBR（連)　0.58倍
予想配当利回り　2.9％
時価総額　約253億円

*株式データは、2016年7月21日終値データ
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