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ロングノーズ・デンキナマズ

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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ロングノーズ・デンキナマズ
ロングノーズ・デンキナマズ
画像:長谷川秀樹

ロングノーズ・デンキナマズ

学 名:Malapterurus microstoma
通称名
英 名:Smallmouth electric catfish
分 布:アフリカ:コンゴ河流域
サイズ:60cm TL
Temp :23-28℃
pH  

より一般的なデンキナマズ M.electricusと比較して、吻部が突出していることからの呼び名。前者と比べ、やや愛嬌にかける表情に個人的は感じる。通常、アクアリウムルートで流通するのは、この2種。しかし、Malapterurus属には、14種が知られており、時折不明種も入荷する。

名前の通り、発電する魚として有名で、成魚では400Vほどの発電量をほこる強発電魚だ。デンキウナギに次いで、魚類の中で2番目の発電量。そのため、単独での飼育が基本。他の魚を同居させた場合、感電のストレスから衰弱してしまう。

発電の目的は、獲物を捕らえるときや身に危険を感じたとき。また常に、体の周りに磁場を作っているそうで、そのあたりはブラックゴーストなどの弱発電魚と同じだ。

当然、人間も細心の注意が必要で、不用意に水槽内に手を入れると感電してしまう。一度、10cmほどの個体を素手で掴んだことがあるが、幼魚にも関わらずかなり痺れた経験がある。痺れた、というよりも「ドン」と強い衝撃がきて痛かった、と表現した方が正解だろうか。

魚食性のため、魚のサイズに合わせて赤虫、小魚などを与えると良いだろう。慣らせば、人口飼料にも餌付く。

現地の情報などから、どうやらマウスブルーダーのようだが、水槽内での繁殖例は知られていない!?

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