日経平均株価は1万5000円台を維持して推移

日経平均株価は2016年6月24日に行われた英国の国民投票で、EU離脱の結果を受けて大幅に下落しました。一時は1万4,864円まで下落、2月12日につけた安値をわずかではありますが割り込み、年初来安値を更新しました。

同時に、ドル円をはじめとした為替市場も大きく動き、ドル円は一時1米ドル100円を割れて99円台まで円高が進行しました。

参考記事:「ドル円一時100円割れで、今後はどうなる?」


7月10日に参院選挙を控えた株式市場は週末を挟んだことで落ち着きを取り戻し、日経平均株価は1万5,000円台を維持して推移しています。

しかし、日経平均株価は2015年夏には2万円台でした。チャイナショック以降、株価は下落基調が続き、2016年に入ってからは、マイナス金利の導入や消費増税の延期といった様々な政策にも関わらず、いまだ下落基調が止まる気配すら見えません。

そこで今回は、日経平均株価は2016年後半、どう動く可能性があるのかをテクニカル分析で考えてみました。

日経平均株価の現状を確認する

まずは、日経平均株価の日足チャートを見てみましょう。
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日経平均株価チャート。SBI証券より

2015年夏以降、株価は上げ下げを繰り返しながら、ずっと下落基調にあることがわかりますね。下落基調では、中長期投資では買値よりも株価が下がってしまうことがあるため不向きです。

ストキャスティクスとは

ストキャスティクスは、オシレーター系のテクニカル指標の一つです。過去の株価の高安の幅に対して、現在の株価が高いのか安いのかを算出しており、株価が買われすぎか、それとも売られすぎかを分析することができます。

0%から100%で表され、100%に近付くほど買われすぎ、0%に近付くほど売られすぎになります。一般的に、70%以上になると株価は買われすぎと分析でき、売りサインになります。反対に、30%以下になると売られ過ぎと分析でき、買いサインになります。

ストキャスティクスは二本の線で表され、動きの早いファーストストキャスティクスと、動きの遅いスローストキャスティクスになります。ですから、二本の線がクロスするタイミングも売買シグナルになります。買われすぎの水準で、短期の線が長期の線を上から下に突き抜ければ売りサイン=デッドクロスになります。反対に、売られすぎの水準で、短期の線が長期の線を下から上に突き抜ければ買いサイン=ゴールデンクロスになります。

日経平均株価をストキャスティクスで見てみよう

日経平均株価をストキャスティクスで見てみましょう。

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日経平均株価チャート。SBI証券より


ストキャスティクスはローソク足のチャートの下に追加指標として表示される株価チャートです。現状に囲みの印をつけました。

2016年後半、これからはどう動く?

日経平均株価をストキャスティクスで見ると、ファーストストキャスティクスが30%を割り込んだばかりで、クロスするまでには少し時間がかかりそうです。

また、日銀が先日発表した主要輸出企業の想定為替レートは、円高に修正されたとは言っても平均1米ドル110円程度。円高進行が止まらない限り、業績に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

年初来安値を6月24日に更新したことを考えると、基調は弱いです。今後は底打ちに向けての動きになるかもしれませんが、閑散とした状況ですから、底打ちから上昇に転じるまでには時間も必要でしょう。底打ちが確認できるまでは引き続き短期売買に徹し、吹いたら売りもしくは戻り売りか、様子見に徹してもよいかもしれません。

※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。

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