夫婦関係/妻たちのホンネ劇場

妻を怒らせた地雷ワード・夫の失言10パターン

「話していると、急に嫁の態度が豹変した」なんて経験はありませんか?それは紛れもなく妻の地雷を踏んでしまった証拠。妻を怒らせた夫の失言よくあるパターンと、妻の本音をアンケートで大調査しました。夫婦関係を円満に保つためにも知っておきましょう。

執筆者:All About 編集部

世の妻に聞いた! 妻を怒らせた失言パターンとは?

夫のちょっとした失言が、妻の地雷を踏んでしまうことも……。

夫のちょっとした失言が、妻の地雷を踏んでしまうことも……。


いつも通り会話をしていただけなのに、妻の態度が豹変した!怒りをあらわにする妻を前に、「一体なぜなんだ!?」と戸惑うばかりの夫たち……。それは、まぎれもなく妻の地雷ポイントを踏んでしまった証拠です。

不満があるわけでもなく、喧嘩をしているわけでもない平穏な日常にこそ、地雷は潜んでいるもの。オールアバウトが行ったアンケートでは、実に87%の妻が夫の発言にイラッとすることが「よくある/たまにある」と回答しています。

Q:
夫の何気ないひと言に、イラっとすることはありますか?


A:
よくある 53人(45.7%)
たまにある 48人(41.4%)
ない 15人(12.9%)
(合計116人)


つまり、9割近くの夫が、何らかの失言で妻を怒らせたというわけですね。アンケートの回答から分類すると、あるフレーズが上位を占めていることがわかりました。

では、具体的にどんな一言が妻の地雷を踏んでいるのか!? 最も多かった失言を10パターンご紹介しましょう。
 
<目次>

夫の失言1:「へぇ~」「そうなんだ」 テキトー系

「何を言っても、『そうなんだ』しか返ってこない」(結婚10年以上/50代/会社員)

「最近、『は?それこの間言ったよね?』ということが多い。『うんうん、聞いてた』って、確かに聞いてたのかもしれないけど、心に留めてない」(結婚1~3年目/30代/専業主婦)

「食事中や何か大事な話をしているときは、いつも片手にゲーム。結局、話もまともに聞いてない。腹立たしい」(結婚6~10年目/40代/パート・アルバイト)

「『今日のごはん、和食でヘルシーでいいでしょ』と言うと、『そうだね!ボリュームがあっていいね』などのように、反対の内容を返される」(結婚1~3年目/30代/会社員)

―――まずは、人の言うことをまったく聞いていないケース。そのいい加減すぎる受け答え、バレてます。
 

夫の失言2:「ブサイク」「サイズ合うの?」 容姿ディスり系

「煮えたぎった土鍋を食卓のテーブルコンロに移動していたときに、『気を付けて!その煮えたぎった土鍋の食材を被ったら煮豚になっちゃうょ(笑)』って。自分はどうよ!」(結婚10年以上/50代/専業主婦)

「『ブサイク』。本人は愛情のつもりで言っているらしいが、イライラしているときは本気で腹が立つ」(結婚4~5年目/30代/会社員)

「胸を触って『カパカパw』とからかう(胸が小さくてブラが余ってるという意味)」(結婚1~3年目/40代/契約社員)

「バーゲンから帰ると袋を見て、『何を買ったの?合うサイズがあってよかったね』とからかってくる」(結婚10年以上/50代/パート・アルバイト)

―――ジョークのつもりで言っているだけかもしれませんが、妻だってやっぱり女。デリカシーという言葉、ご存知ですか?
 

夫の失言3:「はやくやれ」「○○しろ」 上から目線系

「PCのことで教えてほしいことがあるとき、偉そうに命令口調」(結婚10年以上/50代/パート・アルバイト)

「『はやくやれ』など、語尾が命令形のとき」(結婚1~3年目/40代/専業主婦)

「会社の部下に命令するように指示する。私は部下ではない」(結婚10年以上/40代/契約社員)

「たまに愚痴でこういう会には参加したくない、という話をすると、『そんなの出なくていいよ』と参加しないことを許可するような口調で言う。もちろん『私が決めるコトなんだけどね』と言ってあげる」(結婚10年以上/40代/専業主婦)

―――妻より上の立場を誇示したがる人は多い様子。やってほしいことがあればきちんと「お願い」したほうが身のためかも!?
 

夫の失言4:「つまらない」「そうじゃなくて」 ああ言えばこう言う系

「人間関係のコトで時々アドバイスしても、『余計なコトを言わないでくれ』と言ったりするので、次は言わないと、後になってこじれた時に『なんで言ってくれなかったんだ』と責められる」(結婚10年以上/40代/専業主婦)
「テレビを見ていても『つまらない』と文句ばかり言う。見なきゃ良いのに」(結婚10年以上/50代/パート・アルバイト)

「会話で絶対に賛同の言葉が出てこない。いや、それは……、でもこっちは……そうじゃないくて……など」(結婚6~10年目/30代/専業主婦)

「話し方がくどい」(結婚10年以上/50代/自営業・自由業)

―――どうして素直に「はい」と言えないのか、そんなに下手に出るのがイヤなのか?腑に落ちない妻は多いようです。
 

夫の失言5:「主婦はいいよな」「稼いでないじゃん」 男尊女卑系

「結婚するときに専業主婦になっていいと言ったのに『お金を使うばっかりで全然稼いでいないじゃん』と言われると頭にくる」(結婚4~5年目/専業主婦/40代)

「下の子が4月から幼稚園に入ることになり、『ひとりの時間ができて(主婦は)いいよな』と言われてイラッとした。専業主婦であることを馬鹿にされたような気がした」(結婚6~10年目/専業主婦/30代)

「人のことを『金喰い虫』と呼ぶ。それならばと仕事をはじめると、『大した仕事じゃないのに、残業したり意味がない』と人のプライドを踏みにじる」(結婚6~10年目/40代/専業主婦)

「『自分(夫)と同じだけの収入が得られるなら許可する』と言われた」(結婚10年以上/50代/専業主婦)

―――主婦の仕事に賃金は発生しませんが、家事育児はかなりの重労働。むしろ会社で働くより大変だったりするのに、「稼いでいるほうが偉い」的な発言は危険度マックス!
 

夫の失言6:「何やってんだよ」「キミ待ちだよ」 意識低い系

「家族で出かける時、自分の支度が終わるとテレビを見ながら『ママ待ちだよ~』という。 手が空いたなら2人の子どもたちの準備を手伝うとかしてほしい」(結婚10年以上/30代/自営業・自由業)
「モノを落としたりした時に、『あーー何やってんだよ……』と大げさに言い、何もしないで突っ立ってる。大げさに責めるように言うのも腹が立つし、スッと拾ったりしてくれないのも寂しい気持ちがする。本当に思いやりの無い人だと思う。」 (結婚10年以上/40代/専業主婦)

「家族旅行の計画を立てるのは常に私。道に迷っても全部私のせい。文句言うなら自分でやって!」(結婚6~10年目/30代/会社員)

―――何もしない夫にイラッとするという声も多数寄せられました。せかすより手伝ったほうが確実に早いです。
 

夫の失言7:「やろうと思ってた」「今忙しい」 言い訳系

「ごみ捨てなどお願いしたのに、なかなかやってくれない。言うと『今やろうと思った』と言われる」(結婚10年以上/50代/パート・アルバイト)

「大事な話をしているのに、急に『あ!』とか言ってTVをつける。 反対に私がしたら『は?』ってくらい怒るでしょ」(結婚10年以上/50代/パート・アルバイト)

「手伝ってもらおうと思って 『今、暇?』って聞くと 『忙しい』と言いながらベッドで横になる」(結婚6~10年目/40代/公務員)

「忘れっぽいというより妻の話を聞いてない。それを言うと『認知症たから』と言う」(結婚10年以上/50代/パート・アルバイト)

―――頼まれごとをするたびに、なぜか反射的に言い訳しようとする夫。偶然を装ったところで、逆効果かもしれません。
 

夫の失言8:「飲め!」「帰れ!」 とにかく悪酔い&暴言系

「お酒の席で調子にのり、酔っ払ってるので、注意する私に『帰れ』という。」(結婚10年以上/40代/自営業・自由業)

「お酒を飲みたくないときに、『飲め飲め』と言われる。自分の飲みたいときに飲みたいものを飲みたい」(結婚10年以上/50代/会社員)

「お酒が入ると『だいたい、おめぇーはよぉ』と、べらんめえ口調になる。江戸っ子気取りですか? 」(結婚10年以上/30代/会社員)

―――お酒が入ると、普段は表に出さない暴言や失言が炸裂。泥酔、からみ酒はご勘弁ください……。
 

夫の失言9:「何かあれば言って」「~してあげようか」 他人ごと系

「家事で忙しい時、『やる事あったら言って』と、言われた時。やる事を考える暇もないのでイラッとする」(結婚6~10年目/40代/会社員)

「夫に『~しようか?』って聞かれると、反射的に『ううん、大丈夫』と答えてしまう。ってか、そうなるのを見越してとりあえず1回言っとく感がある」(結婚1~3年目/30代/専業主婦)

「子どものお迎え等のとき『やってあげようか?』と。上から目線が腹立つ」(結婚10年以上/40代/専業主婦)

「子どもに注意する際、それがどういう結果になるからやめなさいときちんと話をさず、『ママが怒るから』と言う。自分も保護者なのに子どもにいい顔しすぎ」(結婚10年以上/40代/学生)

―――やはり、何気ない言葉に「家事育児は女がやるもの」という意識が表れてしまうんですね。その人ごと感、妻はしっかり見抜いています。
 

夫の失言10:「ご飯まだ?」「これだけ?」 料理ダメだし系

「夕食のおかずが少ないとき、『これだけ?』と言われた」(結婚10年以上/50代/自営業)

「『出来合いのおかずのほうがいい』。頑張って料理したのに……」(結婚10年以上/50代/公務員)

「塩コショーのシンプルな味付けの唐揚げが好きだと言うので作ったら、『この味付け俺好きじゃない』と言い放った」(結婚6~10年目/40代/契約社員)

「夕飯のメニューをいつも聞いてくる。好みじゃないと、何かを買ってくる。出したものを黙って食べて欲しい」(結婚10年以上/50代/自営業)

「仕事で疲れたので外食に誘うと『簡単なものでいいよ』という。お前が作れ!」(結婚10年以上/40代/自営業)

「毎朝、キムチ納豆を食べるのが旦那の日課。朝ごはんのときキムチを切らしたら、『俺のキムチは用意できないのか?』って怒鳴られた」(結婚10年以上/30代/自営業)

「ごはん!ごはん!ごはん!ごはん!ごはん!ごはん!ごはん!ごはん!ごはん!ごはん!」(結婚10年以上/50代/専業主婦)

―――妻にとっては毎日のことだけに、ケチをつけられるのは最も腹が立つ逆鱗ポイント。だったら自分で作ってくださいコノヤロウ! と心の叫びが聞こえてきそう。
 

夫に言い返す妻は約6割、それでも効果なし!?

さて、アンケートでは、約4割の人が夫の失言に対して「言い返した」、約2割の人が「それとなく不満を伝えた」と回答しています。しかし、何らかの抗議を試みたものの「伝えても伝えても、のれんに腕押し。20年間何も変わりません」(40代/自営業)と諦めムードの人がほとんど。言い返さなかったと回答した約4割の人も、言っても無駄だから言わないという理由が大多数でした。

とはいえ少数派ながらも、「機嫌のいい時にそれとなくユーモアを交えて本音を言う」(40代/専業主婦)、「怒りをこらえて優しくお願いする」(30代/自営業)という前向きな意見も。

一見、何の前触れもなく訪れたかのように思える、不穏な空気。でも、その裏には必ず理由があるものです。妻がこらえ続けて爆発するのが先か、夫がただならぬ雰囲気を察するのが先か……。いずれにしても、ささいな失敗と経験の積み重ねが、夫婦円満への近道かもしれませんね!?

テキスト/鈴木さやか イラスト/室木おすし

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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