株・株式投資/専門家が注目するオススメ株式銘柄

2016年夏のボーナスで狙いたい10万円以下の優良株

日経平均は軟調な推移となっていますが、ファンダメンタルの良い銘柄の株価は絶好調です。そこで、今回は2016年夏のボーナスで買いたい10万円以下の高ファンダメンタル銘柄2銘柄をご紹介したいと思います。

戸松 信博

戸松 信博

外国株・中国株 ガイド

誰よりも早く中国株に注目し投資研究を積んだ第一人者のガイド。景気回復で注目のアメリカ株をはじめとする外国株全般、マクロ経済の動向についても解説します。

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2016年夏のボーナスで狙いたい10万円以下の高ファンダメンタル銘柄

ファンダメンタルの良い銘柄は株価が高いことが多いですが、今回はボーナスで狙える、10万円以下で購入可能な高ファンダメンタル2銘柄をご紹介したいと思います。

ファンダメンタルの良い銘柄は株価が高いことが多いですが、今回はボーナスで狙える、10万円以下で購入可能な高ファンダメンタル2銘柄をご紹介したいと思います。

日経平均は軟調な株価推移が続いていますが、ファンダメンタルの好調な銘柄の株価は絶好調です。たとえば、16年3月最新版!日本株ベストバイ50銘柄はこれだ!などでご紹介してきたトップファダメンタル50銘柄の16年4月度版(16年4月28日時点の数値で算出のデータで作成)の上位5銘柄を見てみると、4月末終値から5月末までの平均株価上昇率は+14.4%となっています(同期間日経平均の上昇率は+3.4%)。

そこで今回は、2016年夏のボーナスで狙いたい10万円以下の高ファンダメンタル銘柄ということで、最新版(16年5月度版)のトップファダメンタル50銘柄から、トップ10の中の銘柄のうち、10万円以下で購入できる2銘柄をご紹介したいと思います。
16年4月度版のファンダメンタルトップ50銘柄の1I位~5位の銘柄の成績

16年4月度版のファンダメンタルトップ50銘柄の1I位~5位の銘柄の成績
 

タカラレーベン (8897):太陽光発電マンションの供給で5年連続供給全国No.1

【銘柄データ】 タカラレーベン (東証1部<8897>)
【2016年6月1日株価】 751円
【最低必要投資金額】 100株=7万5100円


主に首都圏・郊外で1次取得者中心にマンション分譲を行うマンションデベロッパーです。主力の不動産販売事業では、自社企画ブランド新築マンション「レーベン」シリーズ及び一戸建新築分譲住宅の、企画・開発・販売を「一貫体制」で行っています。

2016年3月期の業績は不動産販売事業が減収となりましたが、2017年3月期には販売戸数は盛り返し38%の増収と明るい見通しです。また利益が2倍の過去最高益を更新する計画となっていますが、販管費が多く見積もられており、やや保守的に思います。

現在REIT向けや賃貸向けに物件取得を積極的に進めていることから借入金が増加する傾向ですが、株主還元には積極的で増配を続けています。2017年3月期も2円の増配とする方針であるほか、200万株(15億円)の自社株買いを実施します。中期的にも配当と自社株買いで還元性向を35%を目標としており、評価するべきところです。

はストックビジネスの拡大に向けて積極的に資本の投下を行っている段階で、6月2日上場の「タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)」もそうですが、例えば18年3月期に計画しているREIT法人の上場など、株価上昇をもたらすカタリストが今後も出てくるものと思われます。負債が自己資本の2倍と財務面においては、積極投資の影響が出てはいますが、株価指標は割安で、バリュエーション的にも魅力的です。

アイスタイル(3660):長期的な成長が期待できる銘柄

【銘柄データ】 アイスタイル (東証1部<3660>)
【2016年6月1日株価】 904円
【最低必要投資金額】 100株=9万0400円

美容系総合ポータルサイト「@cosme(アットコスメ)」の企画・運営と関連広告サービス、マーケティングリサーチサービスを提供しています。このほか子会社で独自のデータベースを活用したネット広告、小売(EC/店舗販売)・美容支援、アジアにおけるマーケティングサービスなどいくつもの事業を展開しています。

1999年の設立以来、「@cosme」に掲載された商品情報、クチコミ、ユーザー情報などが蓄積されてきました。これを全てデータベース化しており、この独自のデータベースが強力な武器です。化粧品メーカーももちろん顧客情報は持ちますが、口コミを含む情報というのは同社ならではのデータベースです。

そしてこのビッグデータを活用したサービス開発・提供能力は、同業他社にはない強みと言えます。さらにこのデータベースはオンラインだけではなく、オフライン(つまり実店舗での販売)にも活用している点もEC化率が低い化粧品市場において注目すべき点で、いわゆるオムニチャネルで成功している点も評価したいところだと思います。

参考:日本株通信


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