あなたのストレッチ、間違っていませんか?
仕事の合間にも簡単にできるストレッチ。でも適当なやり方では十分な効果が得られないのです
ストレッチをしても肩こりがラクにならない感じだけでなく、ストレッチしてもあまり気持ちよく感じない、筋肉が伸びている感じがないという場合、間違った方法でストレッチをしている可能性があります。
多くの人が忘れがちなストレッチのポイント
肩こりをほぐすためにストレッチをする場合、筋肉を伸ばすことに意識が集中しがち。ぎゅっと硬くなった筋肉がしっかり伸ばされると、肩こり緩和が期待できます。しかし、多くの人がストレッチ効果を弱めてしまう「忘れがちなポイント」があります。それは、ストレッチをするときの姿勢です。それぞれのストレッチに適した姿勢があるため、ストレッチの解説などを読んで頭に入れておくことも有効ですが、肩こり緩和のためのストレッチなら、まずは腰部を安定させ背中をまるめない状態で、ストレッチをスタートしてみましょう。伸ばしたい筋肉がぐっと気持ちよく伸ばせるようになるはずです。
まずは正しい姿勢でラクにストレッチをするための伸び運動
姿勢が楽になるので、もちろん肩こり・猫背予防にもなるエクササイズです
すると重心線が整いやすくなります。両手を頭上で組みオヘソを正面に向けながら鼻から息を吸い、天井方向へ上体が引きあがる様に伸びをしてみましょう。口からゆっくりと息を吐きながら脱力します。3回ほど繰り返すと姿勢づくりがラクになります。
実際にストレッチに挑戦してみましょう
腰部が安定する姿勢をとった上で、おなじみの肩こりストレッチに挑戦してみましょう。各ストレッチでも間違えやすいポイントがあります。その点に注意しながらストレッチをすると気持ちよく筋肉が伸ばされ、肩の力が抜けやすくなりますので、ぜひ試してみてください。首ストレッチのポイントは「正しい肩の位置」
肩が上がるだけではなく、上半身そのものが傾いてしまう人もいます
肩こりの人は、筋肉がカチコチに硬くなっているがゆえに伸びにくく、頭を傾けると肩まで一緒に持ち上がってしまうことがよくあります。
写真のように肩が持ち上がらないように気をつけてストレッチをしましょう
両腕を挙げるだけではなく肩甲骨を意識!
前方へ挙げた腕をさらに前方へ出すイメージで動かしてみましょう
両腕を前方へ挙げるポーズが印象に残りがちですが、このストレッチで大切なのは肩甲骨です。
肩甲骨間が開くと少し背にカーブが生じます。頭の角度により首の後面も伸ばされます
猫背では効果半減! 首回しのストレッチはよい姿勢で
猫背姿勢が楽に感じる人もいるかと思いますが、ストレッチをする際にも余計な負荷が生じてしまいます
実際に試してみるとわかりやすいのですが、猫背姿勢の状態で頭をゆっくり回してみると……スムーズに頭が動かせなかったり、どこかに痛みが出たり苦しかったりしませんか?
デスクワーク中の人は、いったん座り直してみると猫背姿勢をリセットしやすいです
とはいえ、肩こりのある人は、頭をぐるりと回す動作で、首に痛みや違和感を訴えやすいため、注意しながら動かしてください。痛みやめまいを感じた時は中止して下さいね。