上司からの友達申請を許可する前にそのSNSはどう使いたいかを考えておこう
「そのSNSをどう使いたいか」を考えておこう
「Facebookで上司に友達申請された……気付かないふりをして無視してもいい?」「Facebookで上司の友達申請がきたので仕方なく許可したら、何も書けなくなってしまった」。この二つはよく聞く悩みです。上司ではなく同僚だったり、クライアントだったりすることもありますが、多くの人が同じような悩みを抱いています。家族や友達、恋人、上司や同僚などともつながってしまったら、何も書けなくなるのは当然です。できればつながる相手は選んだ方が使いやすくなります。しかし、Facebookは実名で顔写真も登録するSNS。「知り合いかも」で表示される可能性も高く、友達申請される可能性は十分にあります。上司や同僚などから友達申請されたら断りづらいというケースも多いでしょう。
上司から友達申請がきたらどうする?
仕事関係の相手から友達申請がきた場合、二通りの対処法があります。一つ目は、「申し訳ありませんが、Facebookはプライベートで使っているので、ビジネス関連の投稿をしているTwitterでつながってください」などと代替手段を出して断る方法です。代替手段を提案すれば、相手との関係性を拒否している訳ではないことが伝わるので印象が悪くなりづらいでしょう。二つ目は、Facebookでは友達となるものの、「制限リスト」を使う方法です。相手のプロフィールページに行き、「友達」→「その他のリスト」→「制限」にチェックを入れます。その後、「友達」まで公開した投稿はその相手に見られることがありません。
一度友達としてつながった後に関係性を切ったり、友達申請を無視したりするのは印象が悪くなり、実際の人間関係にも影響が出かねません。しかし、 無理につながってそのSNSが使えなくなったり、SNS疲れに陥ったりしても仕方がありません。あらかじめ、そのSNSはどのような人とつながり、どう使いたいかを考えておくといいでしょう。おすすめなのは、Facebookは公のものとして使い、プライベートな投稿はLINEなどにする方法です。ただし、SNSは無理してまで使うものではないので、 Facebookをプライベートで使うのも自由です。
なお、LINEの場合は、「その他」→「設定」→「友だち」→「友だち追加」「友だちへの追加を許可」は必ずオフにしておくこと。そうしないと仕事で電話などをした相手はすべて自動的にLINEで友だちになってしまい、使いづらくなってしまいます。つながりたい相手とはQRコードやふるふる、ID検索などを利用し手動で追加するのがおすすめです。
会社のSNSスタンスを確認しておこう
社会人としてSNSをどのように使えばいいのかは、会社のスタンスによって大きく異なります。社員のSNSでの発言などを禁じている会社もあります。会社のSNSに対するスタンスやソーシャルメディアポリシーなどを、一度確認しておく必要があるでしょう。会社がSNS利用を推奨し、積極的に活用している場合は別ですが、一般的には会社のPCや支給されたスマホなどでSNSにアクセスするのはNG。会社のPCやスマホなどはセキュリティ上の観点からアクセスログをとっていることも多いもの。勤務時間内にSNSを使って叱責を受け、結局退職する羽目になった人も知っています。勤務時間内にSNSを使うことが許されていない場合は、たとえランチ中でも使わない方がいいでしょう。
仕事関係の人とSNSにつながると、どうしても相手に気を遣うシーンが出てきます。しかし、SNS内での「いいね」やコメントなどは義務ではありません。あくまでできる範囲、楽しめる範囲で使うようにしましょう。友達申請をしてきた上司には、つながる前に「SNS内で見聞きしたことは評価に反映させないでくださいね」などと断っておくと安心かもしれません。