働くママの最大の壁、子供の急な発熱にどう対応する?
朝、起きると明らかに子供が熱っぽい……仕事を持つママには、本当に辛い瞬間ですね
保育園は37.5度以上の熱がある場合は、預かってもらえないところがほとんどです。仕事を急に休むこともできず、近くに保育を頼める祖父母や友人もいない。子育てと仕事の両立を目指しているワーキングマザーにとって、本当に辛く困る瞬間ですね。
厚生労働省では、保護者が就労などにより、子どもが病気の際、自宅での保育が困難な場合、児童の福祉向上のために、平成27年に「病児保育事業実施要網」を各都道府県知事に通知しました。
病児保育には、施設型と訪問型がある
病児保育は大きく分けて、「施設型」と「訪問型」に分かれます。施設型には、「医療機関併設型」「保育園併設型」「単独型」があり、いずれもその施設で子供を預ってくれるものです。それに対して、保育スタッフが自宅を訪問し、子どもを保育してくれるものが「訪問型」です。本記事では、今注目されている訪問型の病児保育について、詳しく説明します。
訪問型病児保育の一般的な利用の流れ
1、会員登録2、子供の発熱時、利用の予約連絡
3、事業者が保育スタッフに連絡
4、保育スタッフが自宅を訪問
5、必要に応じて、小児科受診を代行
6、自宅で子供をケア
7、帰宅した親へ、子供の様子報告等引継ぎ
会員登録は、サービスを提供している地域エリア内でないと登録できません。ですがニーズが多ければ、その地域にもエリア拡大を進めるというギャザリング方式をとっているところもあります。
訪問型病児保育のメリット
■子供にとって環境が変わらず、安心できる自宅の慣れた空間で過ごせるので、子供は安心できるでしょう。
■移動がないので、親子ともに負担が少ない
保育施設まで、子供を預けに行く必要がないので、親の時間や労力の負担も少なく、又子供自身も体調の悪い時の移動がないので助かりますね。
■他の子供の病気が感染する心配がない
複数の子供を預っている施設だと、どうしても他の子供からの感染も気になりますが、自宅なので、その心配がありません。
訪問型病児保育のデメリット
■料金が高額になる入会金、月会費、当日の保育料等、必要な費用がどうしても高額になります。
■ 保育スタッフと二人きりになる不安がある
これは人に寄りますが、自宅に他人を招き入れる事や、部屋に子供と二人きりになるので、どのように対応されているか不安を抱く事もあるでしょう。
>>>次にデメリットを解消する工夫や利用前に確認しておくべき事をお伝えします。