株式戦略マル秘レポート/横山利香の「儲かる株価チャートの法則」

マザーズ指数の上昇をフィボナッチ数列で予測する

東証マザーズ指数が年初来高値を更新しています。盛り上がりを見せる一方で、どこまで上昇するのかと思っている投資家の方も多いことでしょう。そこで、マザーズ市場が今後どこまで上昇するのか、フィボナッチ数列を使って考えてみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

  • Comment Page Icon

東証マザーズ指数がおよそ9年ぶりの高値

日経平均株価がもみ合う一方で、東証マザーズ指数がおよそ9年ぶりの高値となる1205.53ポイントまで上昇し、年初来高値を更新しています。マザーズとは、成長性の高い新興企業を上場対象とした株式市場のことで、2016年7月19日に東証マザーズ指数の先物取引が開始されることになっています。

東証マザーズ指数は、マザーズ全銘柄を対象としていますので、新興銘柄の盛り上がりを見ることができます。主な上場銘柄としては、話題のバイオ株のそーせいグループ<4565>やグリーンペプタイド<4594>や、「モンスターストライク」のゲームを配信しているミクシィ<2121>等があります。

東証マザーズ指数と日経平均株価のチャートを見比べてみましょう。
1

東証マザーズ指数チャート。SBI証券より

1

日経平均株価チャート。SBI証券より

日経平均株価が4月に入ってから株価が下落を余儀なくされ、高値を更新できずにいる中、東証マザーズ指数は上昇を続けていることがわかりますね。つまり、値動きの悪い大型株ではなく、高値を更新している新興市場銘柄を取引している個人投資家が多くなっていると言えるでしょう。

とは言え、新興市場銘柄は値動きが激しいことが多いため、年初来高値更新が続くと、どこまで上昇するのか気になる方も多いかもしれません。そこで、東証マザーズ指数がいくらまで値上がりするのか、今後の株価動向を考えてみました。

フィボナッチ数列とは

9年ぶりですから、東証マザーズ指数の月足チャートを見てみましょう。
1

東証マザーズ指数チャート。楽天証券より


2006年1月には、現在よりも2倍以上高い2800.68ポイント。底打ちは2008年10月の255.95ポイントです。

株価上昇、下落の目安を考える時には、フィボナッチ数列を使って計算します。

フィボナッチ数列とは、1を黄金分割「0.618:0.382」した数字のことを言います。ピラミッドやペンタゴン(米・国防総省)、タバコの箱等がこの比率で作れていて、多くがフィボナッチ数列と関連しています。

これを株式投資に当てはめて使います。例えば、株価が下落した場合、その下げ幅に対して株価がどの程度戻るのかを計算する時に使います。反対に、株価が上昇した場合は、どの程度押すのかを計算する時にも使います。

フィボナッチ数列で計算してみる

具体的に計算してみましょう。

高値の2800.68ポイントから、安255.95ポイントまでの下げ幅は2544.73ポイントです。この2544.73に3つの数字を掛けます。そして、基点となる安値もしくは高値を計算するのです。

今回は、戻る価格を求めているので基点となるのは安値です。反対に、押す価格を求める場合は基点は高値になります。

255.95ポイント+(2544.73×38.2%)=1228.036ポイント
255.95ポイント+(2544.73×50%)=1528.315ポイント
255.95ポイント+(2544.73×61.8%)=1828.593ポイント

いくらまで戻るのか、目安となる数字については簡単にはじき出せましたね。現状はまだどの数字にも到達していませんので、まずは一番低い数字まで戻す可能性があります。

ところで、株式投資の格言に、「半値戻しは全値戻しにつながる」があります。2分の1が達成されれば全部戻る可能性があるという意味です。ですから、株価の動向を考える際には、これらの数字を使って計算することで目安の数字がわかりますから、参考にはなるかもしれませんね。

今後、気になる銘柄の株価を考える際には、ぜひフィボナッチ数列を使ってみて下さいね!

◎毎週日曜日、株式市場をチャートで分析したメルマガを配信しています。こちらをクリックして登録ください!【無料メルマガ】


◎5月28日、トレンドライン分析を中心としたテクニカル分析セミナーを行います。興味がありましたらこちらをクリック下さい!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます