シンガポール発、日本初上陸のデザートバー「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の外観

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の外観

「NEWoMan SHINJUKU」4月15日グランドオープンに合わせて第二期オープンする店の中でも、特に注目したいのは「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」。
シンガポールで、2007年にデザートとお酒を深夜2時まで楽しめる「2am:dessertbar」をオープンした女性シェフ、Janice Wong(ジャニス ウォン)シェフによるデザートバーが、待望の日本初上陸となります。

Janice Wong(ジャニス ウォン)シェフ

Janice Wong(ジャニス ウォン)シェフ

彼女は、イギリスの「ウィリアムリードビジネスメディア社」主催による「アジアベストレストラン50」において、2013年・2014年に2年連続で「アジア最優秀ペストリーシェフ(パティシエ)」に選出され、世界のスイーツファンから注目を集める人物。シェフであると共にアーティストでもあり、食とアートとの融合を意味する「edible art(エディブル・アート/食べられるアート)」をテーマとして活動する傍ら、五感で楽しめる新たなデザート体験を提案しています。

実は私も、2年前にシンガポールを訪れた際、ぜひとも伺いたかったこちらのデザートバーに行き、多彩なデザートのバリエーションやお酒とのマリアージュ提案など、彼女ならではのライブ感溢れる世界観に感銘を受けました。今後、東京でそれを楽しめるとは、嬉しい限りです。

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」のスペシャリテ「Cassis Plum(カシスプラム)」(税別1,950円)

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」のスペシャリテ「Cassis Plum(カシスプラム)」(税別1,950円)

デザートは、定番と季節限定品とあわせて、常時12種類とバリエーション豊富に揃います。その中でも、絶対に外せない代表作が「Cassis Plum(カシスプラム)」。こちらは、数年前にジャニスさんが日本を訪問した際、日本の春にインスピレーションを受けて創作したもの。日本の素材を使っているのが印象的で、私もシンガポールで真っ先に選んだ一皿でした。

濃厚なカシスのパルフェのボールは、紫蘇の赤色が美しい梅酒ゼリーで蓋をされていて、空洞になった中にはエルダーフラワー風味のヨーグルトをふんわりエスプーマ状にした泡や、サクサクしたライスパフのクリスピー、しそ梅酒のグラニテなどが隠れています。周りを彩るのは、特殊な製法で作られるプチプチした大粒のキャビア状の柚子味のパーツや、たけのこを日本のみりんや醤油で甘辛く照り焼きにし乾燥させたもの、カシスのパート・ド・フリュイなど。カシスのメリハリある酸味、梅酒ゼリーやヨーグルトの爽やかな甘酸っぱさ、たけのこの塩味といった様々な味のハーモニーと、様々な食感とが味わえます。

実はジャニスさんは、子供の頃に4年間ほど、日本で生活したこともあり、日本が大好きとのこと。そのような背景もあり、日本の春になんとなしに感じられる郷愁が、このデザートを生み出したと言えるかも知れません。

さらに面白いのは、全てのデザートに対して、おすすめのドリンクとして、種類豊富なお酒の中から相性のよい一杯がメニューに添え書きされているので、興味のある方はぜひトライしてみてください。日本出店ということで日本酒とのマリアージュ提案を積極的にしているのが面白く、たとえば「Cassis Plum(カシスプラム)」には、「モダン仙禽 2015/無濾過生原酒(雄町、栃木県)」(税別900円)といった具合です。

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の「Popcorn(ポップコーン)」(税別1,200円)

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の「Popcorn(ポップコーン)」(税別1,200円)

「Popcorn(ポップコーン)」は、ポップコーンそのものではない形で“ポップコーン”の要素を味わうデザート。小さな半球状の冷菓、パルフェのべースとなる生クリームには、真空状態でポップコーンの香りを移しているため、食べるとポップコーンの風味が広がります。一見、どれも同じように見えるパルフェですが、あえて甘いポップコーンと塩気のあるものの2つで別々に風味付けしています。それらの土台となっているのは、S字を描く柚子のパルフェ。柚子は、以前から縁のある高知県の北川村産のものを使用しているそうです。酸味が鮮やかなパッションフルーツのソルベ、アクセントの塩キャラメルとザクロ果汁の赤いソースでデコレーションして仕上げ。甘さと酸味と塩味と、3つの味がそれぞれ際立ちつつ、バランスが取れた楽しいデザートです。

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の「Red Miso Mustard(ミソマスタード)」(税別1,400円)

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の「Red Miso Mustard(ミソマスタード)」(税別1,400円)

「Red Miso Mustard(ミソマスタード)」は、酸味のあるレモンのクリームの上に、なんとマスタード味のクランブルや、ジャニスさんが以前仕事で訪れたことのある熊本の赤味噌を使ったババロア、マスタードがアクセントとなった柚子のシャーベット、薄いサクサクした食感のマスタードのメレンゲなどを盛り合わせた品。口にすると、甘味、酸味、しょっぱさ、ビターさ、そして“うま味”といった5つの味覚を全て感じることができ、甘いデザートというよりは、まるで料理の前菜のような一皿です。

ちなみにこちらとのマリアージュでお勧めという「花啓く」(税別850円)は千葉県産の無農薬米で作られたお酒で、まるでシェリー酒を思わせる濃厚なコクのある熟成された一杯。デザートの様々な味わいと共に味わうと、いっそう深みが増します。

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の春限定「Strawberry Caprese(ストロベリーカプレーゼ)」(税別1,800円)

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の春限定「Strawberry Caprese(ストロベリーカプレーゼ)」(税別1,800円)

春限定で、おいしい苺が入荷する間の提供という「Strawberry Caprese(ストロベリーカプレーゼ)」は、円盤状の苺のアイスクリームや甘酸っぱいタイベリーのジュレの上に、フレッシュな苺、シャンパンビネガーでマリネした苺、真っ白なブラータチーズの雪に、様々な薬草のリキュール「シャルトリューズ」の瞬間シャーベット、プチプチしたパール状の桜のジュレやエディブルフラワーの花びらなどがのせられ、目の前で味わいの凝縮された“苺のコンソメ”をかけてもらっていただく一品。春の華やかな味わいが満喫できます。

これらのデザートは、単品で注文することができるのはもちろん、デギュスタシオンメニューとして、アミューズを含めた複数種類のデザートを少量ポーションで味わうことのできるセットも登場します。たとえば、オープニング時の「Dessert degustation 4」(税別3,000円)は、「レモンエクスプロージョンとグアバソルベ」「ポップコーン」「ストロベリーカプレーゼ」「チョコレートH2O」の4種のデザートが楽しめました。

さらに品数が増える「Dessert degustation 5」(税別5,000円)は、オープニング時には「レモンエクスプロージョンとグアバソルベ」「京都庭園」「ミソマスタード」「バラとベリーパンナコッタ、ライチ風味」「レア ベイクド チーズケーキ 栗蜂蜜ソース」又は「チョコレートH2O」の5種のデザートのセット。お酒とのペアリング5グラス(税別2,400円)、ティーとのペアリング3グラス(税別1,200円)がオプションとなります。

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の店内

「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」の店内

席数は、カウンター12席、テーブル18席。オープンからしばらくはかなり混雑するのではと気になりますが、長時間行列に並ばなくてもすむように整理券制を導入するとのことで、嬉しい気遣いですね。

<ショップデータ>
※「JANICE WONG(ジャニス・ウォン)」
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55「NEWoMan」2階 エキソト(新宿駅新南口 駅併設)
電話 03-6380-0317
営業時間 11:00-23:00(L.O.22:30、コースのみL.O.22:00)
定休日 「NEWoMan」に準ずる

http://www.janicewong.jp/

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